2011年11月19日土曜日

27歳のグールド/悪趣味

朝から雨の一日。 目覚しの珈琲のあと、朝カレーの朝食。 雨の中をあえて、渋谷に出かけ、 先週に続きグールドのドキュメンタリ映画を観る。 今回は「グレン・グールド 27歳の記憶」(クロイター&ケニッグ監督/1959)。 最近、イタリア協奏曲を良く聴いていることもあり、面白かった。

帰りに乗り換え駅の神保町で降りて、洋食屋で軽い昼食。 ビーフパイで生ビールを飲みながら、 「食物連鎖」(G.ニコルスン著/宮脇孝雄訳/早川書房) を読む。読了。 訳者あとがきに「悪趣味すれすれのブラック・コメディ」とあったが、 どちらかと言えば、 「ブラック・コメディすれすれの悪趣味」 なのでは、という読後感。 近くで鯛焼を二つ買って、帰宅。

帰宅して後、外は土砂降りになった。 おやつに緑茶と鯛焼を用意して、読書。 レックス・スタウトのネロ・ウルフものより、 「赤い箱」(R.スタウト著/佐倉潤吾訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)。 冒頭のあたりに「正いとこ(平行いとこ)」と「従いとこ(交差いとこ)」の問題がちらっと書かれていて、 ちょっと感心。 この原作が書かれたのは1936年なので随分と早い。 当時のアメリカでは文化人類学に対する興味が一般的だったのか、 スタウトがかなりのインテリだったのか。 夕食は、しめじとアンチョビのアーリオ・オーリオ。 パスタを作ったのと同じ土鍋で、鶏腿肉を焼く。 付け合わせにタルタルソースぽいものも作った。 食後に洋梨を一つ。