2010年4月30日金曜日

ベストセラー

8 時起床。 珈琲、オレンジジュース、ベーコンエッグ、焼きポテトとトマト、クロワサン、 フルーツ、菓子パンなどの朝食を部屋でとってから外出。 大型新刊書店で、 「フリー」(C.アンダーセン著/小林弘人監修・高橋則明訳/NHK出版)、 「銃・病原菌・鉄 (上・下)」(J.ダイアモンド著/倉骨彰訳/草思社)、 「数学は最善世界の夢を見るか?」(I.エクランド著/南條郁子訳/みすず書房)、 「入門 経済学の歴史」(根井雅弘著/ちくま新書)、 「戦後世界経済史」(猪木武徳著/中公新書)などを買い、 「かねよ」で昼食を取ってからホテルに戻る。 お風呂に入って、少し昼寝してから、読書。 「フリー」から読む。ベストセラー過ぎて敬遠していたのだが、けっこう面白い。 「銃・病原菌・鉄」もベストセラー過ぎて読んでいなかったもの。 ベストセラーを恐れず読もう週間。 私はどうも文化的吝嗇とでも言うのか、 あまりに大勢に支持されていると敬遠してしまう傾向があるのだが、 そういうのも視野が狭くなっていけないかな、と思い直して。 いずれ、「1Q84」だって読むかも知れない。

夜は予約を入れて、かつての「家の近所のバー」に行く。 リースリングで鶏砂肝のマリネ、鶏のクリーム煮込み、 小海老と白身のキッシュをいただき、 メインは赤ワインで牛脛肉の赤ワイン煮込み。 やっぱり落ち着くなあ……、と思いつつ、 Oソムリエの猫話を聞いたり、「フリー」を読んだり。 「フリー」はほぼ読了。 ホテルに戻って、お風呂。 これから「銃・病原菌・鉄」の予定。

2010年4月29日木曜日

昼間にシャンパン

私も今日から黄金週間に入った。 まだ日も高いうちから某バーにてシャンパンを飲み、黄金週間の開始を祝う。 アルフレッド・グラシアンの 3 リットルボトルの開栓に一番乗り。 焼きメレンゲをつまみに一杯だけ。 お客さんが手製のキッシュ(牛蒡と蓮根)を持参していて、 そのお裾分けにあずかったため、さらに白ワインも一杯飲んでしまった。

「深夜プラス1」に登場するフェイ将軍は、 正午を過ぎたらシャンパンは女の子の飲み物だ、という名言を吐いたが、 正午を過ぎていても昼間に飲むシャンパンは良いものだ。男でも女の子でも。

2010年4月28日水曜日

ジャッカルの日

うとうとしながら「バロックの森」を聞いて、7 時過ぎに起床。 珈琲、トースト、ベーコンエッグの朝食。 今日は朝から雨。 出社して、午前は社内向けの株主総会のような報告会。 昼食は近所のカレーライス屋さんにて、サラダとチキンカツカレー。 午後は引越しの荷造り。 仮住まいだった今のフロアを離れ、再度、引っ越し。 と言っても、同じビルの中で上に行ったり下に行ったりしているだけなのだが。 夕方から一つミーティング。 19 時半くらいに今日の予定終了。 これで明日からは連休だ。 帰宅して、夕食の支度。 冷蔵庫に残ったものあれこれで適当な炒飯と適当スープ。

「深夜プラス1」をまた読み終えて、 そしてまた、「ジャッカルの日」(F.フォーサイス著/篠原慎訳/角川文庫) を読み直し始めてしまった。 多分、両方とも三度以上読んでいるような気がする。 こういうのを時間の無駄と言うのだろうか……。

明日の夜は会食の予定がありますので、更新がかなり遅くなるか、 またはスキップします。

2010年4月27日火曜日

マーティニと足の悪い犬

うとうとしながら「バロックの森」を聞いて、 7 時過ぎに起床。 今日は曇り空。雨になりそうだ。でもけっこう暖かい。 珈琲、トースト、ベーコンエッグの朝食。 出勤して、午前午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。鮭の塩焼、だし巻き卵、油揚げの葱焼き、 出来合いのポテトサラダ。 昼休みに近所の本屋まで散歩し、 「セキュリティの神話」(J.Viega 著/葛野弘樹監訳/夏目大訳/オライリー・ジャパン) などを買って社に戻った。 気圧が低いせいか、体調ももう一つでやたらに眠いので、 16 時半くらいに退社。 外は軽い雨。かなり気温も下がっている。 帰宅して、しばらく翻訳の推敲作業。 そのあとお風呂に入って身体を温める。 夕食は御飯を炊いてだしを引き、 白菜とベーコンの塩炒め、王将の餃子に黒酢、納豆、油揚げと葱の味噌汁。 調子にのってちょっと食べ過ぎた……。 夜は翻訳仕事と、合間に 「深夜プラス1」(ギャビン・ライアル著/菊池光訳/ハヤカワミステリ文庫)。

この小説には言わゆる名台詞が多い。登場人物が全員、隙あらば名言を吐く。 登場人物の設定もうまい。 一番有名なのはアルコール依存症のボディガードが言う、 バーテンダー論とマティーニ論(この本では「マーティニ」)だろう。 マティーニ論の方はこうだ。 「グラスがうっすらとくもるていどに冷やすのだ」やわらかい声で続けた。 「凍らせてはいけない。凍らせるとたいがいのものは一応うまく見せかけることができる。 ついでだが、それがアメリカを治める秘訣なんだよ、ケイン。 本当はくだらないオリーブやオニオンは入れない。ただ夏の薫りだけなんだ」。 それほど有名でなくても味のある台詞もある。 このボディガードを助けようとする女秘書が、 「足の悪い犬」に手をかしたくなっただけだろうと言われて、こう反論する。 「ミスタ・ケイン、本当に足の悪い犬は私たちの世界にはほとんどいないのよ。 大部分は狼か、人の手足をなめて喜んでいる犬なの。」 なかなか味のある台詞だ。

2010年4月26日月曜日

ベーコンエッグ

7 時起床。相変わらず、ちょっとだけ早起き。 珈琲、トースト、ベーコンエッグの朝食。今日からベーコンエッグを追加してみた。 ちなみに正調のベーコンエッグというものは、 フライパンの中に脂身の方を内側にして正方形の四辺の形にベーコンを並べ、 その中に卵を割り落とすのだと聞く。 どこのホテルでもそんな正方形のベーコンエッグは食べたことがないが……。

今日も良い天気だ。あたたかくなりそう。 出社して、午前中は出張のレポートを書き、 持参のお弁当の昼食。 鮭の切り身、だし巻き卵、ポテトサラダ、梅かつお。 午後は一つミーティングに出て、 そのあとは出張清算の報告書などを書く。 出張疲れが出るのを予想して、早めに退社。 お風呂に入って、湯船で読書。 「サイレント・マイノリティ」(塩野七生著/新潮文庫)。 夕食は御飯を炊いて、 王将餃子に黒酢、白菜とベーコンの塩炒め、葱と石垣島ラー油のスープ。 食後にリースリングを一杯だけ。 夜は出張中の遅れを取り戻すために、翻訳の推敲作業。 と思ったが、合間に 「深夜プラス1」(ギャビン・ライアル著/菊池光訳/ハヤカワミステリ文庫) を読んだり。

2010年4月25日日曜日

冒険小説

8 時起床。涼しいと良く眠れるなあ。 今日は良い天気。洗濯日和だ。 冷蔵庫が空なので、珈琲だけの朝食。 午前中は洗濯と朝風呂。 近所のスーパーに買い出しに行って、 昼食はカルボナーラと出来合いのポテトサラダ、リースリングを一杯だけ。 食後に二時間ほど昼寝。 午後は出張のレポート書きなどお仕事。 夕食は御飯を炊いて、だしをひき、朝食的メニュー。 鮭の塩焼、だし巻き卵、納豆、茗荷と油揚げの味噌汁。 お風呂に入って湯船の読書。 何故か、ふと思い立って 「深夜プラス1」(ギャビン・ライアル著/菊池光訳/ハヤカワミステリ文庫) を読み直す。

私は何故か、冒険小説とかエスピオナージュの類を、しばしば読み返したくなる。 ル・カレのような文学的なものなら不思議ではないが、 この「深夜プラス1」や、フォーサイスの「ジャッカルの日」や、 フリーマントルの「別れを告げに来た男」のような、 結末を知っていると面白さが半減しそうなものでも読み直してしまう。 やはり、単なるプロットだけではない魅力があるが故に、傑作とされるのだろう。 ところで、このジャンルの傑作の著者はイギリス人であることが多い。 何か文化的な背景があるのかも知れない。 そう言えば、C.R.ラオの「統計学とは何か」の中に、 ル・カレの「パーフェクト・スパイ」に言及している箇所があるのをご存知だろうか。 それくらい深く文化に食いこんでいるという例かも知れない。

2010年4月24日土曜日

帰国

ホテルで朝食をとって、すぐにタクシーで空港へ。 昼過ぎに飛行機で台湾を発つ。 復路の機内で「小説家のメニュー」(開高健著/中公文庫Biblo)を読了。 夕方、成田に着。寒い。三日前の東京は春だったのに、また冬に戻っていた。 台湾はきっと夏だろうと思っていたので、T シャツだけで済ませるくらいの気持ちで行ったのだが、 実際、向こうも雨季に入ったところでけっこう寒かった。と言っても、最低気温 15 度以上ではあったが。 ところで、日本政府は公式には台湾を国家として認めておらず国交もないのだが、 それでも帰国と言うのだろうか。 それはさておき、経済面でも国際政治の面でも台湾は近い将来、世界の鍵になる場所になるような気がするなあ。 それが悲劇的な形でなく、発展的なものであることを祈りたい。 空港から成田エクスプレスで東京へ。 あまりにお腹が空いたので我慢できず、車内販売のサンドウィッチと珈琲が夕食。 19 時少し前に帰宅。 短い時間にほとんど隙間なくぎっちり予定を詰め込んだ感じの出張だった。 取り敢えずお風呂に入って、ゆっくりしよう……。

エクスカーション

ホテルで玉葱とトマトとチーズのオムレツ、 ベーコン、トースト、オレンジジュースと珈琲の朝食のあと出動。 午前中はまた仕事。 昼食はこちらの人と近所の店にて。 午後は仕事を済ませてから、こちらの人にあちこちに連れて行ってもらう。 時間があまりなかったので、前を通り過ぎただけのものもあるが、 こんな感じ。 まず故宮博物館へ。中国歴代皇帝の財宝が納められている巨大な博物館。 何故、それが台湾にあるのかと言うと複雑かつデリケイトな事情があるのだが、 兎に角、いまは台湾にあって、いつでも中国からの観光客で一杯。 故宮博物館の次は、龍山寺へ行き、 本願寺の廃墟に行き、総統府に行き、101ビルの近くのレストランで夕食をとり、 大型書店を二店周って、ホテルに戻った。 短い行程だったわりに非常に充実したエクスカーションだった。 案内をしてくれた方に感謝。

2010年4月22日木曜日

ぜんざい

時差が一時間あるので、普通に起きてもちょっと早起きした感じ。 これくらいの時差が毎日あったら、ありがたいのだが。 毎日、西へ西へ少しずつ移動すれば良いのだろうか。 ホテルで朝食をとり、仕事に行く。 午前、午後とずっと仕事だったので疲れた。 昼食はこちらの人たちと飲茶。 夜もこちらの人たちと、今度は典型的台湾料理のお店で夕食。 皿が一杯乗った丸いテーブルを囲んで薩摩芋入りのお粥を食べていると、 妙に懐しい感じがした。薩摩芋のお粥なんて、30年ぶりくらいに食べた。 そして、最後のデザートは小豆の粒がたくさん入ったあたたかいお碗ものだったのだが、 これもあまりに久しぶりなので、何という名前の食べ物だったか、 ホテルに帰るまで思い出せなかったくらい。

2010年4月21日水曜日

台湾の「とうふ屋」

無事に台湾に到着。往きの機内で、 「最後の晩餐」(開高健著/光文社文庫)を読了。 空港を出たとたんに、目の前を 「○×とうふ店」と車体に書いた某トヨタ車 が通るのを目撃。 日本のマンガカルチャーの浸透ぶりに驚く。 タクシーで台北市中心部のホテルへ。 安価なビジネスホテルなのにけっこう豪華。 部屋にウェルカムフルーツがおいてあった他、胡蝶蘭まであった。 飛行機の中でおかしな時間に食事したのだが、 一応、夕食に行く。ホテルの近所の焼肉・鍋屋さん。 ずいぶんと流行っているようだったので入ってみた。 適当に肉を選ぶと、それを石の板の上で調理してくれる。 値段は固定で食べ放題飲み放題。 何故か DJ がいて、何故か台湾でレディ・ガガの曲など聴きつつ、焼き肉食べ放題。 もう食べられません、というほど食べたが、一人千五百円くらいだった。 食べ物の物価は安いのだろうか。 散歩がてら近所の家電製品屋とか、コンビニエンスストアとか、 あれこれを覗いてみたが、日本に比べて何もかも安いわけではなさそうだ。 ホテルに戻って、明日の仕事に備える。 中国出張で苦労が多かったらしき同僚は、 やっぱり台湾はいい、みんな優しい、としきりにこぼしていた。

2010年4月20日火曜日

ピンチョン

「バロックの森」と天気予報を聴いて二度寝。 朝食は卵サンドウィッチと珈琲。 今日は曇り空。雨も降りそうだが、気温は低くない。 出社して、午前午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 葱入りだし巻き卵、高野豆腐、しめじの煮物、白菜の浅漬。 まだ雨は降っていなかったので、 昼休みに近所の本屋まで散歩。 新刊の「競売ナンバー49の叫び」(T.ピンチョン著/志村正雄訳/ちくま文庫) などを買って戻る。 この本もハードカヴァで持っているのだが、 新しく短編小説もおまけについているし、と思って一応。 午後もいつものようにお仕事をして、 17 時半くらいに退社。 雨の中を帰宅して、お風呂に入って身体をあたためる。 湯船で最近、お気に入りの開高健のエッセイを読む。 夕食は、御飯を炊いてだしをひき、 鶏のから揚げ、納豆、高野豆腐、葱入りだし巻き卵、しめじと長葱の味噌汁。 食後にロゼを一杯だけ。

明日から週末まで出張なので、 ホテルの設備次第で更新できるかどうか不明です。 「每房皆備有便利的ADSL寬頻網路」らしいが、 持っていった pc で繋がるとは限らない。 更新できたとしても不定期。 次回、確実に更新されるのは土曜日の夜です。

2010年4月19日月曜日

海苔の砂

「バロックの森」と天気予報を聴いてから二度寝。 珈琲とトーストの朝食を取ってから、 編集者に原稿を送り直す。今度は問題なく送れた。 お弁当を詰めて出勤。 今日はまた暖かい。5 月も近いのだから当然だが、 冬と春が数日交代なので、こういう日は身体が重くてしようがない。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。豚肉しょうが焼き、半熟茹で卵、 白菜の浅漬、ちりめん山椒。 今日も地道で面倒なプログラミング。 17 時前にすることがなくなったので、さっさと退社。 帰宅して、まず翻訳の推敲作業。 お風呂に入って、湯船で 「最後の晩餐」(開高健著/光文社文庫) から、芭蕉の句の中の食べ物について書いた章を読む。 衰(おとろひ)や歯に喰ひあてし海苔の砂。 うーん、この感じが分かってしまう自分が嫌だな。 夕食の支度。御飯を炊いて、だしをひき、 生姜焼き、納豆、白菜の浅漬、長葱としめじと油揚げの味噌汁など。 夜は推敲作業の続きと、お弁当のおかず作り。

2010年4月18日日曜日

「最後の晩餐」/「ロマネ・コンティ・一九三五年」

9 時起床。きっちり 8 時間寝た。 今日は久しぶりの晴天。気温も上がりそう。 珈琲とトーストの朝食。 午前中は翻訳作業。 昼食の支度の前にお風呂に入って、湯船で ``The Science of Fear" (D.Gardner 著/ A Plume Book, Penguin) を読む。面白い。 昼食は鶏と白髪葱の饂飩、胡麻油風味。 食後に少し翻訳をして、一冊最後まで翻訳終了。 これから一ヶ月くらいかけて推敲し初稿を作る予定だが、 とりあえず編集者にメイルで送っておく。 と思ったら、サーバエラーで戻ってきた。 出版社のメイルサーバが倒れているのだろうか。 明日また試してみよう。 午後は昼寝から。小一時間、のつもりだったが、 二時間以上寝てしまった。

夕方またお風呂に入り、 湯船で「最後の晩餐」(開高健著/光文社文庫)を読む。 食について書かせたら、ある意味、日本で最強だと思うのは開高健だが、 今の人にはちょっと重過ぎるのだろうか、過小評価されているような気がする。 滅菌された表層的なエッセイとも言えないエッセイが横行する昨今、 開高健とともに、人は両親以外は何でも食べるものだという、 人間の業とレ・バ・フォン、つまり、 どん底を見つめなおすがよろしいのではないか。 それはさておき、その表現力をとってしても、 料理やワインについて言葉で表現することを生業にしている方々は、 開高健の「ロマネ・コンティ・一九三五年」(文春文庫、所収) の描写を越えよう、または水準にしようと思っているのだろうか。 それも時代遅れとされているのだろうか。 夕食は御飯を炊いて、親子丼。 玉葱を使いたかったので、伊丹流ではない。 油揚げと長葱の味噌汁。食後に「吉田蔵」を半合だけ。 夜は休暇らしく、特に仕事もせず読書をしたり、 お弁当のおかずを仕込んだり。

2010年4月17日土曜日

みぞれの日もまた楽し

6 時少し前に一旦、目が覚めた。 ラジオの天気予報によれば、今朝は都心でもみぞれが降り、 観測史上最も遅い雪のタイ記録であるとのこと。 確かに寒い。 寝台の中で毛布にくるまって「バロックの森」を聴く。 今日の作曲家はラモーだった。 確か「ラモーの甥」という我々凡人には切ない話を昔、読んだなあ。 気付いたら二度寝していて、9 時頃起床。 また今日も長時間睡眠してしまった。 珈琲、トーストの朝食のあと、 午前中は翻訳作業など。 昼食の支度の前に朝風呂に入って、 湯船で「ど素人向け」のフランス語入門を一課だけ読む。 御飯を炊いて、長葱と揚げの味噌汁、納豆、おかずの残り物。 あれだけ寝たのに、午後また三時間も昼寝してしまった。 間違いなく何かの病だと思うのだが、 この年になれば個性として受け入れるしかないだろう。 なんとかこのハンデを取り返すため夕食の支度までの時間、 また翻訳作業をする。 今日二度目のお風呂に入って、湯船で来週後半の出張の資料に目を通してから、夕食の支度。 今日もまた鍋。ピェンロー。ロゼを一杯だけ。あとは雑炊。劇的に美味しい。 終わったと思っていたら、また冬が来てくれて良かったなあ。

2010年4月16日金曜日

ハルキタワー / 鍋

深夜と早朝の調査により、ネットワーク問題を解決。 問題を突き止めるのが難しかったが、 結局は家の中の機材の故障だったので、解決は早かった。 珈琲とトーストの朝食のあと出勤。 今日も冷たい雨の降る、寒い朝。 午前、午後とお仕事。昼食は持参のお弁当。 大葉入りのだし巻き卵、フライッシュケーゼ、鶏レバの生姜煮、ちりめん山椒。 食後に神保町の大型新刊書店に散歩に行く。 やはり、本屋の中には村上春樹の新刊本の「タワー」が出来ていた。 ちょっと気味が悪いほど、そこかしこに山積み。 一巻、二巻のときもハルキタワーが聳え立っていたが、 それ以上の山積みぶりだった。 17 時前に退社。外はまだ冷たい雨が降り続けている。 そうだ、こんなときは鍋だ!と思いつき、 スーパーで食材を調達して帰る。 帰宅してお風呂で身体を温め、 今日の分の翻訳作業をしてから、夕食の支度。 鶏肉と豚肉の水炊き。リースリングを一杯だけ。 最後は饂飩にしてみました。 やっぱり冬は鍋ですねえ……。 私は以前から、世界で一番美味しい料理は日本の鍋だと主張しているのだが、 それも寒い季節のあってこそ。 自分だけ贅沢していると悪い気がしたので、 猫に焼き鰹を与えた。

2010年4月15日木曜日

サンドウィッチ

昨夜は遅かったので、今朝は寝坊。 珈琲だけの朝食のあと出勤。 今日もまた冷たい雨のふる寒い朝。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参の、胡瓜とフライッシュケーゼのサンドウィッチ。 サンドウィッチは読書しながら食事が出来て便利だ。 午後は awk スクリプトを python で書き直したりの軽い仕事をし、 体調を慮って 16 時過ぎに退社。 外はまた冬のような寒さ。 帰宅して今日の分の翻訳作業をしてから、夕食の準備。 御飯を炊いて、納豆、目刺し、鶏レバの生姜煮、高野豆腐、 油揚げと茗荷の味噌汁。

昨日あたりから自宅からのネットワークが不調。 猛烈に遅くてほとんど使い物にならない。 ひょっとしたら、突然しばらく断絶ということになるかも知れません。

ミニ同窓会

今日も早起き。 いつもの朝食のあと出勤、 午前、午後とお仕事。 夜は、吉祥寺にて中学高校の同級生と会食。 私が東京に引っ越した一年以上前から、 東京で暮らしている同級生と一度会おうと計画していたのだが、ようやく実現。 大病院で勤務医をしている O 先生、 アニメ屋の S 監督、武蔵野夫人に収まっている旧姓 D さんと、 四人で飲む。 23 時前におひらきにしたが、吉祥寺はあまりに遠く、 帰宅は日付が変わったあと。

2010年4月13日火曜日

二寒一温

今朝はまた打って変わって、晴天。 気温もぐんぐん上がりそう。 トーストと珈琲の朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。鶏レバの生姜煮、だし巻き卵、 高野豆腐、ほたるこ。 午後はちょっと緊張する仕事もあって疲れたので、 16 時半くらいにさっさと退社。 スーパーで買い物をして、帰宅。 近所のスノッブな方のスーパーに、 出羽桜の「雪漫々」が売られていてちょっと驚く。 以前はけっこう人気があったが、最近は店でも見かけないなあと思っていた。 買いそうになったが、流石にお高いので遠慮して、その五分の一くらいの値段のお酒を調査。 ちょっと前までは自宅では日本酒は飲まない主義だったのだが、 最近、料理にも飲むのと同じ日本酒を使うようになったこともあり、 時々は半合ほどいただいております。

夕食の支度まで、翻訳仕事。 「月は無慈悲な夜の女王」(R.A.ハインライン著/矢野徹訳/ハヤカワ文庫) を読みつつ気長に玉葱を炒め、 夕食は鶏レバのリングイネと、胡瓜のサラダ。ロゼを一杯だけ。 明日の夜からはまた急に冷えこむそうだ。 三寒四温どころか、二寒一温くらいの気がする。 こういう時期は無理をしないで、気楽に過すに限りますね。

明日の夜は会食の予定がありますので、 更新はかなり遅くなるか、スキップします。

2010年4月12日月曜日

雨の月曜日

今朝は雨。自分と猫にいつもの朝食。 出社して午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。薬味寿司とだし巻き卵、高野豆腐。 雨なので昼休みの散歩に出る気になれず、仕事に励む一日。 17 時過ぎに退社。 帰りも雨で、冷たい雨に身体が冷えた。 帰宅してすぐにお風呂に入って、身体をあたためる。 今日の分の翻訳をして、夕食の支度。 御飯を炊いて、鰹のたたき、油揚げと茗荷の味噌汁。 理由は分からないが、今日のお味噌汁は絶妙だった。 食後に冷たい高野豆腐で、日本酒を半合ほど。 夜は鶏レバの生姜煮を作ったり、家事をあれこれ。

2010年4月11日日曜日

初鰹

自然に早起きできるようになってきた。 クロも私が起きてくる時間を学習したようで、 いつもより早く鳴き出すようだ。 寝室を出て、「鳴きたいときはコートで鳴け」と叱る。 自分の分と猫の分の朝食の準備。 今日の天気はもう一つだが、気温は高い。 珈琲、トースト、茹で卵の朝食。 午前中は翻訳作業など。 9/11の攻撃目標が数ヶ月前からベイズ則で推測されていた、 などという例から、ベイズ予測の意味について説明している箇所。 予約注文していた 「孤独と人生」(ショーペンハウアー著/金森誠也訳/白水uブックス)、 「哲学者とオオカミ 愛・死・幸福についてのレッスン」(M.ローランズ著/今泉みね子訳 /白水社)が届いた。 お風呂に入って、湯船で読書。 昼食は、卵と浅葱の炒飯、納豆、リースリングを一杯だけ。

しばらく昼寝してから、午後もまた翻訳作業。 夕方になって近所のスーパーに買い出しに行く。 NHK 教育テレビでハーバード大学の講義放映をしていたので観る。 マイケル・サンデル教授の「正義」に関する政治哲学の講義。 今回は功利主義と費用便益分析をめぐって、 「命の値段はいくらか」「高級な喜びと低級な喜びを区別できるか」 などを議論していた。 夕食は、鰹のたたきの散らし鮨。卵と大葉のお澄まし。 お風呂に入って、湯船で「孤独と人生」を読む。 夜はお弁当のおかず作りの予定。

2010年4月10日土曜日

魔球など存在しない

今日もけっこう早起き。 珈琲、トースト、茹で卵の朝食。 良い天気。 昨日までと変わって、今日はまた春のあたたかさ。 午前中は、洗濯、掃除機がけ、今日の分の翻訳作業。 まだ時間が余ったので、朝風呂に入って、のんびり読書。 昼食の支度。 塩豚の最後の残りともやしと菜の花で、適当パスタ。 ロゼワインを一杯だけ。 腹ごなしに、近所の植物園に散歩に行く。 桜はもう終わりかけているだろうと思っていたのだが、丁度満開。 普段はあまり人がいない植物園も、けっこうな人数が桜の下でお花見中。 桜のないところでもひっそり二人だけでお弁当を広げているカップルがいたりして、 ほのぼの。 一通り園内を探索して、帰宅。 かなりの陽気で、少し暑いくらいだった。 しばらく昼寝……のつもりが、また二時間半ほど寝てしまう。 無理に起きたがいくらでも眠れそうだった。 少し翻訳作業などをして、夕食の支度の時間。 御飯を炊いて、だしをひき、 玉葱のオムレツ、納豆、浅葱の味噌汁。

こうも長時間寝てしまう私の素質が気になる今日この頃。 若い頃はあまり気にしていなかったのだが、 年をとると他の人より一日が二時間も三時間も短くて良いものか、 と気になってくる。 しかし、うまく時間を使っていくしかないのだろう。 宗方コーチも、「素質などという言葉は今後二度と口にするな」 と岡ひろみを叱っていた。 緑川は体格に恵まれているからあのサーヴが打てるんじゃない、 みんな長所を伸ばし短所をカバーするために毎日練習しているんだ。 それにつけても、「お蝶夫人」というあだ名もすごいが、 「加賀のお蘭」もすごいね。

2010年4月9日金曜日

春と語学

今日もけっこう早起き。 珈琲、トースト、茹で卵の朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 金目鯛の煮付け、豚ロース西京焼き、塩豚もやし炒め、 鶏レバの生姜煮、白菜の漬物、ほたるこ。 つまり、一週間のおかずの残り特集。 17 時半くらいに退社して、 近所の蕎麦屋にて夕食。 天麩羅と二色盛り(変わり蕎麦は芥子切り)。 天麩羅は稚鮎、筍、蚕豆、ベビーコーン、また稚鮎。 ヱビスの生ビールを一杯だけ。 帰宅して、今日の分の翻訳作業。

春だからだろうか、ついフランス語入門の本を買ってしまった。 「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!」(清岡智比古著/白水社)。 ジョークやハートマークが散りばめられていたら分かり易い、 というものでもないと思うのだが、つい春だから。 ちなみに、この白水社の「フラ語」は大人気(?)シリーズらしくて、 「フラ語動詞、こんなにわかっていいかしら?」、 「フラ語練習、楽しいだけじゃだめかしら?」、 「フラ語デート会話、恋ってどんなものかしら?」、 など色々出版されているようだ。 ちょっと話は変わるが、参考書売り場が「萌え」本だらけなのに驚いた。 萌える英単語(略称、モエたん)とか、 「萌えるぞ日本史」みたいな感じの本が山積み。 最近、理工系のフロアにまで、 「萌えてわかる量子力学」のような、そこまで萌えんでも、 と言いたくなるような本が目立つのだが、参考書フロアはそれどころではなくなっていた。

2010年4月8日木曜日

納豆

NHK-FM の「バロックの森」を聴きながら起床。 やはり二度寝してしまうのだが、それでも早起き。 パンを買い忘れていたので、珈琲と茹で卵だけの朝食。 お弁当を適当に詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。豚ロース西京焼、もやし炒め、 鶏レバの生姜煮、白菜の漬物、ほたるこ。 17 時くらいに退社。 今日も寒かったが、天気は良く、爽やかな一日だった。 食材を買って帰宅。 今日の分の翻訳仕事をしてから、夕食の支度。 御飯を炊いて、金目鯛の頭のあら煮、菜の花のおひたし、 納豆のほたるこ和え。 日本酒を半合ほど。

高いものを買っても安いものと違いがあまり分からないなあ、 と思う食材もあれば、やはり高いだけのことはある、 と思う食材もある。 最近の私は、 「納豆」は値段にかなり比例して美味しいと思っているのですけれど、 いかがでしょう。

2010年4月7日水曜日

人生という劇場

「バロックの森」を聴きながら目覚めたのだが、 二度寝してしまった。それでもかなり早起き。 珈琲、トースト、茹で卵の朝食のあと出勤。 今日は週の中日でお弁当はなし。 トワ・エ・モワの「人生という劇場」を口遊みながら、 愛することと演じることはほとんど同義なのかも知れぬなあ、 と思いつつ、出社。 午前、午後とお仕事。 昼食は近所のカレーライス屋さんにて、 チキンカツカレーとポテトサラダ。 17 時頃退社。 外は急激に冷えこんで、また冬に戻っていた。 年寄にはこの寒暖差は堪えるなあ……。 帰宅して、今日の分の翻訳作業をしてから、夕食の支度。 御飯を炊いて、豚ロースの西京焼き、もやし炒め、白菜の漬物。 うーん、ちょっと焼き過ぎたかな。 魚もそうだけど味噌漬けは焼き加減が難しいなあ。 食後に煎茶。 明日は今日よりも冷えるらしい。

2010年4月6日火曜日

ベイズ師

今日はわりと早起き。 珈琲とトーストと茹で卵の朝食。 今日は朝からあたたかい。予報によれば 20 度まで上がるそうだ。 いつもよりちょっと早いだけの出勤時間だったのだが、 極端に人が少ない。 今の暫定的フロアは朝の早い人が多いなあ、と思っていたのに、 早いと言っても実は 10 時頃の出勤だったらしい。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 納豆と卵と葱の炒飯、塩豚もやし炒めの石垣島ラー油あえ、 鶏レバの生姜煮、出来合いのポテトサラダ、自作の白菜の漬物。 17 時過ぎに退社。

帰宅して今日の分の翻訳。 ようやく、トーマス・ベイズ師登場。 確率論や統計学ではおなじみ、 最近では特にコンピュータ関係でも良く使われる「ベイズの公式」で知られる 十八世紀イギリスの数学者だが、本職は長老派の牧師だった。 ベイズは生前にはオリジナルな論文は一つも書かず、 牧師として地味に暮らしたそうだ。 死後に私的なノートが見つかって、 そこには確率論、三角法、幾何学、方程式論、級数論、微分学、 電気学、光学、天文力学に関する研究成果が書かれていたのである。大したものだね。 とは言え、我々凡夫が後世の評価を夢見て研究を秘かに書き留めておいても、 ただの紙屑に過ぎない可能性が高い。 先天的なものであれ努力によるものであれ、 埋もれている才能なんてありゃしなくって、才能はどうしたって埋もれないから才能なのである。 実際ベイズにしても、ほとんど何も発表していないのに、 王立協会のフェローに選出されているくらいだから、 隠しても隠し切れない才にあふれていたのだろう。

塩豚もやしで日本酒を半合ほど飲みながら、夕食の算段。 今日は鶏レバのパスタに決定。玉葱を炒めるのに時間がかかるが、 苦労のし甲斐がある。他に出来合いのポテトサラダ。食後に珈琲。

2010年4月5日月曜日

プロジェクトBM

9 時起床……。早起き計画は低調スタート。 慌ててトーストと珈琲の朝食をとり、 適当なお弁当を詰めて出勤。 今日は雨らしい。午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 カツ煮の残りと、白菜の漬物。17 時過ぎに退社。 帰宅して、今日の分の翻訳作業。 ハレー彗星のハレーが優れた科学者だったことは知っていたが、 保険数理の重要な論文も書いているらしい。 お弁当のおかずに鶏レバの生姜煮と、塩豚もやし炒めなどを作り、 並行して夕食の支度。 塩豚もやしスパゲティと出来合いのポテトサラダ。 作りながら失笑してしまうほど適当なスパゲティだったが、 意外と美味しかった。とは言え、 食後に鶏レバで日本酒(「大号令」)半合を飲みつつ、 もうちょっとまともな料理を作らないとなあ、と反省。

明日こそもうちょっと早起きするぞ、 とプロジェクト「バロックの森」を心に誓う。

2010年4月4日日曜日

お風呂用書籍部

8 時半くらいに起床。 曇り空。クロに平日より(ちょっと)よいキャットフードを与えて、 ポトスのぽと吉に水を与え、 自分には珈琲とトーストを与える。 あまり成功していないが、 少しずつサマータイムに移行しようとしている私としては、 もう少し朝食を充実させる方がいいかも。 茹で卵を追加するとか。 午前中は翻訳作業。 昼近くなって、朝風呂に入り、湯船で 「プライスレス」(W.パウンドストーン著/松浦俊輔・小野木明恵訳/青土社) を読む。お風呂に入ったときに一章、二章くらいずつ読んでいるので、 まだ残っている。 私は部屋の一角に、「お風呂用書籍部」を作っていて、 お風呂に入るときにそこから一冊持っていくことにしている。 読み終わると、他の棚に移動される。 すぐに移動されるものもあるし、永遠に移動されなさそうなものもある。

昼食は塩豚のカルボナーラ、白菜の一夜漬け、ワインを少しだけ。 少し横になろうと思ったのだが、 気付いたら、また二時間くらい昼寝していた。 どの季節もそう言っているものの、春はいくらでも眠れる。 夕方近くになってようやく目を冷まし、 目覚しに紅茶を飲んで、 運動(たまっていた段ボール箱の資源ゴミの整理)。 そのあと夕食の支度まで、 J-Wave の 「サウージ・サウダージ」 を聴きながら翻訳作業。 本当は早朝に NHK-FM の 「バロックの森」 を聴きながら一仕事してから出勤するのが夢なのだが。 夕食は御飯を炊いて、カツ煮を作る。 もちろん豚カツは昨日買ってきた出来合いのもの。 料理に砂糖を使うのはあまり好きではないのだが、 昨日、砂糖ゼロでカツ丼を作ったら、やはりもう一つピンと来なかったので、 今日は控えめに使ってみた。 こういう種類の食べ物は、上品でない味付けが本格なのでやむをえない。 食後に、「大号令」を半合ほど。

2010年4月3日土曜日

``La Jetée"

今日もけっこう早起きだった。 珈琲とトーストの朝食のあと、翻訳作業をして、 洗濯をしたり朝風呂に入ったり。 昼食は塩豚ごはんの残りを使って、納豆炒飯。 ワインを少し。 午後は二時間ほど昼寝のあと、また翻訳。 今週はけっこうサボり気味だったので土日で取り返さないと。 夕方になって、近所のお肉屋さんまで散歩。 揚げたての豚カツを見て夕食はカツ丼しかない、と思い購入。 途中の八百屋で見切り品の白菜四分の一も買って帰る。 帰宅して、白菜を洗って塩をして仕込む。漬物にする予定。 夕食は御飯を炊いて、だしをひき、カツ丼と葱の味噌汁。 豚カツについては買ってきたものだが、 それ以外はかなり気合を入れて作ってみました。 うーん、素晴しい。カツ丼もどう作ったところで美味しい料理の一つだ。 今日は出来合いの豚カツをオーヴンで温め直したりと工夫はしてみたものの、 やはり豚カツも自分で揚げて、まさに揚げたてを使って作ってみたい。 しかし、食べるのが一人だと揚げものはどうも面倒なんですよねえ。

食後に残った赤ワイン少しと珈琲を飲みつつ、 DVD で映画「ラ・ジュテ」(C.マルケル監督/1962年)を観る。 すごいね。 観た人にしか分からないが、有名な数秒ほどのあのシーン、 一瞬、目がおかしくなったのかな、と思うあの効果に驚いた。 3D よりすごいんじゃないだろうか(笑)。 いや、むしろ 3D 映画がもし広まったら、 次元差を使ってこれと同じ効果をたくらもうとするオマージュ映画が現れそうだ (ここで予言しておく)。 これは映画館で観たら、なおさら感動しただろうなあ。

2010年4月2日金曜日

女の一生

今日も早起き。 けっこうあたたかい。外は不穏な天気。 朝食をとって、適当にお弁当を詰めて出勤。 午前中は大荒れの天気になりそうなので、 その前に出社する作戦。 何とかぎりぎりセーフくらいの出社。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 塩豚ごはんで作った炒飯、きゃべつ炒め、出来合いのポテトサラダ。 18 時過ぎに退社。

神保町のお鮨屋さんで夕食。 縞鰺、小鰭、みる貝、海老、穴子など。 そのあと渋谷に向かい、 Bunkamura で 「美しき挑発 レンピッカ展」 を観る。 この美術館は週末は 20:30 まで入館できるのでありがたい。 絵画は「初めて聖体を拝領する少女」(1928)など良かったが、 出口あたりに飾られていた写真が一番印象的だった。 一度は忘れ去られたあと再評価が高まって、 晩年にリュクサンブール画廊で「回顧展」をしたとき、 タマラが知り合いらしきお客に挨拶しているところの写真。 入口には若く美しい頃の写真があり、 途中にも世界の寵児だった頃の色んな写真があったが、 女の一生って何だろうなあ、というのがこの展覧会の一番の感想。 花の命は短くて辛きことのみ多かりき。 展覧会のあとは、せっかく渋谷まで来たので、 青山の骨董通りのバーに顔を出す。 シャンパーニュを一杯、マール・ド・ブルゴーニュを一杯いただいた。 今日はキース・ジャレットのケルン・コンサートがかかっていた。 定番だが、この店では初めて聞いたような。 そして今、帰宅。

2010年4月1日木曜日

一周年

昨日飲み過ぎたせいか、眠りが浅く、何度も目が覚めた。 とは言え、いつもと同じくらいの時間に起床して、 トーストと珈琲の朝食のあと出勤。 お弁当作りはサボり。 午前、午後とお仕事。 昼食は近所のカレー屋さんにてカツカレーと野菜サラダ。 今日はまた急に、とても暖かい。 ビルの谷間は強い風。折角の桜も散ってしまいそうだ。 花に嵐の喩えもあるさ、さよならだけが人生だ、 と言ったのは誰だったっけかなあ。 17 時くらいに退社。 帰宅して、今日の分の翻訳作業をしてから夕食の支度。 仕込んである塩豚を使って豚肉の炊き込み御飯、高野豆腐、納豆、卵の澄まし汁。 食後にお風呂に入って、 amazon から届いたばかりの "Conceptual Blockbusting --- A Guide to Better Ideas" (J.L.Adams 著/Basic Books) を湯船で読む。

明日の夜は一年間の会社勤め自分にご苦労さまの意味で、 美味しいものでも食べに行こうかなあ、と思います。 更新は遅れるかも。