2009年9月30日水曜日

秋刀魚の思い出

8 時過ぎに起床。 今日も曇り空。いや、雨が降り出した。 朝食は珈琲、オレンジジュース、トースト、ソーセージエッグ。 定時に少し遅れて出勤。 昼食はビル一階弁当。昼の散歩のついでに、 「クライム・マシン」(J.リッチー著/好野理恵訳/河出文庫) を買って帰る。

午後すぐに、Co-CEO と COO と面接。 入社して半年経過し、通常なら試用期間終了のタイミング、 ということで。 そのあとは、いつもの通りで、18 時の定時退社。 実際、新人ではないので、 試用期間のルールは私には適用されていなかったのだが、 この半年、おおよそ定時 9 時半の出社、18 時の退社を守ってみた。 生活にリズムができて、なかなか良かったような気がする。 明日からしばらくは今までと正反対に、 起きた調子で自分勝手な時間に出社して、 今日はもうこれでいいやという自分勝手な時間に退社してみるつもり。

スーパーで秋刀魚などを買って帰宅。 御飯を土鍋で炊きながら、 春雨と野菜類のサラダと白ワインで一服。 御飯が炊き上がったタイミングで、秋刀魚を焼く。 大根おろしを添えて完成。あっ、また酢橘を忘れた。 ついでに冷奴。うーん、秋刀魚美味しい。 秋刀魚は焼き過ぎさえしなければ、絶対に美味しく出来るのでありがたい。 しかも、秋刀魚は骨が簡単にとれて、食べ易い。 秋刀魚と言えば子供の頃、 母が時々はちょっと良いものをと思って、 私にとっては珍しい魚を食卓にあげてくれるのだが、 その度に私は、食べ難くて努力する甲斐がない、 食べ易くて美味しい秋刀魚が一番だ、 と言って困らせたものであった。

2009年9月29日火曜日

8 時過ぎに起床。 なんだか少し体調が悪い。きっと気圧が低いせいだろう。 年をとると本当に、体調が気圧の影響を受けるんだよねえ。 それに目がちょっと悪くなってきたような気がする。 いや、正確に言うと、 最近むしろ適度な距離のものがとても良く見えるのだが、 実はそれは、老眼じゃないか、 と思っているのだ。 この年で、どんどん目が良くなるはずがないので、 老眼の可能性が高い。 珈琲、トースト、ベーコンエッグの朝食のあと出勤。 午前、午後といつものようにお仕事あれこれ。 昼食はビル一階弁当。 昼休みの散歩がてら近所の新刊書店に行き、 「泰平ヨンの航星日記 [改訳版]」(S.レム著/深見弾・大野典宏訳/ハヤカワ文庫)、 「宇宙飛行士ピルクス物語(上・下)」(S.レム著/深見弾訳/ハヤカワ文庫) を買って帰る。 18 時過ぎに退社。 スーパーで食材などを買って帰宅。

帰宅して、王将の餃子を焼いて、赤ワインで一服。 そのあと、担々麺(極辛)。 食後に「鉢の木」の花上用饅頭。和菓子週間終了。 今日はデュラレックスのコップではなくて、 リーデルのOシリーズ。まあコップのようなものかも知れないが……。 普通のワイングラスよりは、ちょっとは割り難そうだ。 最近、料理のお皿や器類を真面目にそろえてみようかと思ったり。 日常がちょっと楽しくなるのではないかなあ。 と言っても、そんなに良い器が欲しいわけではなくて、 四条大宮のダイソーで買ったものばかりってのは、 ちょっとどうかな、と思ったくらいのことである。 お風呂のあと、夜は多分、キャロル「枕頭問題集」の翻訳など。

2009年9月28日月曜日

棒を折る問題

8 時過ぎに起床。少し寝坊した。 珈琲、オレンジジュース、トースト、ベーコンエッグの朝食のあと出勤。 定時に少し遅れて出社。 昼食はビル一階弁当。 午前、午後とお仕事。 引退した「サエコ」の後継者として、「サフィーラ」さん登場。 やっとインスタントコーヒーから解放された。 出社が遅れても退社は定時。 所用があって近所のソフトバンクへ。 かなり待たされたが、何とか 19 時半には帰宅できた。 夕食は、まず王将の餃子を焼いて、赤ワインで一服。 そのあと、担々麺(ラスト二回)。 夜は、「枕頭問題集」の翻訳と、「数理科学」依頼の書評書き、 をするはず。多分。

「枕頭問題集」の 45 番に次のような確率の問題がある。 「無限個の棒を折ったとき、 少なくとも一本は丁度真ん中で折れている確率はいくらか?」。 この答は現代的には 0 だろうが、 キャロルによる解答が面白いので紹介しておく。 「答は 1 - 1/e である(e は自然対数の底 2.71828...)。 どの棒も奇数 n 個の場所に等間隔に印がつけられているとせよ。 この印のところだけで折るとすると、丁度真ん中で折れる確率は、1/n である。 よって真ん中で折れない確率は、1 - 1/n であって、 したがって、 n 本の棒がどれも真ん中で折れない確率は (1 - 1/n) の n 乗になる。 この n をどんどん大きくして行けば、 よく知られているように 1/e に近づく。 よって、求める確率は 1- 1/e である。」 キャロルの時代にはまだ、 このような無限をきちんと扱える確率の概念はなかったので、 正しい答を導けなくても当然のことだが、 キャロル自身はこの「解答」をどれくらい真面目にとらえていたのか、 ちょっと興味深い。

2009年9月27日日曜日

サフィーラさん

9 時起床。昨夜は 「ガリア戦記」(カエサル著/近山金次訳/岩波文庫) を読んでいたら、ちょっと夜更ししてしまったため、寝不足。 珈琲、オレンジジュース、トースト、ワインジャムの朝食。 午前中は、キャロルの「枕頭問題集」の翻訳など。 昼食は、極辛担々麺。開けて日の経った甘めのリースリングを一杯だけ。 山椒の辛さには、何と言いますか、トリップ感のようなものがありますね。 午後はまずお風呂。 湯船で 「プロフェッショナルの条件」(P.F.ドラッカー著/上田惇生編訳/ダイヤモンド社) を読む。 そのあとは、雑誌「数理科学」から依頼された書評の原稿書きのため、 その書評対象の本を読んだり、草稿を書き始めたり。 夕食は、残り野菜色々焼いたものにオリーヴオイルと、アーリオオーリオ。 食後に煎茶と御萩。

やむなく引退となったサエコさんの後継者として、 どうやら明日あたり、 サフィーラさんとかいうガイジンが来るらしい。 ようやくインスタントコーヒーから解放されそうで嬉しい。

2009年9月26日土曜日

シュナーベルの音階

9 時起床。ああ、良く寝た。 珈琲、オレンジジュース、トースト、ワインジャムの朝食。 天気はいま一つだが、湿度が低くて少し風もあるので、 洗濯をする。 そのあと午前中は、ルイス・キャロルの翻訳作業など。 昼食は、前菜にオリーヴと生ハム、メインに冷やし担々麺。 白ワインを一杯だけ。 午後はまずお風呂に入って、湯船で読書。 「プロフェッショナルの条件」(P.F.ドラッカー著/上田惇生編訳/ダイヤモンド社)。 組織について書いたものの要約編集版「マネジメント」が意外に面白かったので、 今度は個人の働き方について書いたもののの編集版。 こちらもなかなか面白い。 編集版なので、引用集というか良いところどりみたいになっていて、 ドラッカーの主著を読む手間が省ける。 お風呂のあとはしばらく昼寝。 と思ったら、また二時間も寝てしまった。 夕食の支度の時間までは、珈琲と御萩で読書など。 夕食は、ソース焼きそば。 前回の反省によって、鶏ガラスープを使ったり、 食材をそれぞれ分けて炒めたりする手間は省いて、 ソースつきの中華麺の袋に書いてある通りに 5 分間で作った。 この方が美味しい。何だか敗北感。 赤ワインを一杯だけ。オレゴンのピノ・ノワール。

「プロフェッショナルの条件」にこんな逸話が書かれていた。

私は小さいころ、ピアノの先生にこう言われた。

「残念ながら、君はモーツァルトをシュナーベルのように弾けるようにはならない。でも音階は違う。音階はシュナーベルのように弾かなければならない」。

この言葉は、あらゆる仕事に当てはまる。しかし、おそらくあまりに当たり前のことだったためであろうか、彼女がつけ加えなかったことがある。それは、偉大なピアニストたちでさえ、練習に練習を重ねなかったならば、あのように弾けるようにはならなかった、ということである。

2009年9月25日金曜日

ゴダール

8 時起床。 珈琲、ベーコンエッグ、トースト(ワインジャム)の朝食のあと出勤。 今日も良い天気だ。 日差しが強くて、痛いくらい。サングラス重要。 定時くらいに出社。 出勤の途中、歩いているあいだにふと、昨日の神秘のバグの原因の予想がついた。 午前中はミーティングが一つあったが、午後の早い時間にバグがとれた。 別に神秘でもなんでもなく、平凡なバグだったことは残念だが。 昼食はビル一階弁当。18 時から社内のセミナに出席。

遅くなって、家で料理をするのも面倒なので、近所のベルギービール屋にて夕食。 マレッソ6を飲みながら、シュークルート。 あとで入って来た客を、どうも見知った顔だな、と思っていると、 向こうから挨拶に来てくれて、どうやら元学生らしかった。 私の「数理の世界」を聴講してくれていたとか。 文系の学生のはずだが、この近辺の IT 企業に就職したとのこと。 もとは学生と先生でも、社会に出て、同じような業界につけば、 ただのライヴァルだね。 さらに、フローレフダブルを飲みながら、 本日のパスタが出来るのを待つ。 丁度、店内にはゴダール映画のサントラ集が流れ、 おじさんの編集者が新入りの若いものに、 あるいは、 やはりおじさんが連れの若い女の子に、 フランス映画とゴダールの何たるかを語り始めた頃に、 きのこ類とツナのトマトパスタ到着。 しばらくして、徒歩で帰る。 帰宅は 21 時半くらい。

2009年9月24日木曜日

道明寺

8 時起床。珈琲、ベーコンエッグ、レーズンと胡桃のスポンジケーキを一切れ。 今日も良い天気。 秋とは言え、ときどきは日差しが厳しい。 ほぼ定時に出社。 この木曜、金曜をつなげば長い連休になるので、 やはり休みをとっている人が多いらしく、 オフィスは閑散としている。 午前、午後とお仕事。昼食はビル一階弁当。 ところで、相変わらずエスプレッソマシンは帰ってくる気配もなく、 すっかりインスタントコーヒーが定着してしまった。 何かしら対策の必要があると思うのだが、 もうかなりインスタントコーヒーの味に慣れてきている。 今日のお仕事もけっこう快調で、 目標を一つクリアしたと思ったのだが、 夕方になって速度測定をしていたら神秘的なバグを発見。 パラメータがある数字を越えるとエラーになる。 これが 65536 とか、32768 あたりだと、すべてが F になったのだろうな、 と思うところだが、8 万 7 千あたりの意味不明の数字。 たまたま出社していた隣の天才プログラマが、 「そういうのって、デバグ心をくすぐるねー」と言っていたが、 私はそもそもバグのない方が嬉しい。 デバグは明日の楽しみにしよう、と定時に退社。 ユニクロで秋冬用の室内履き(スリッパ)を買って帰る。

帰宅して、きのこ類のあまりものとベーコンとで前菜を作り、 ミモザを一杯だけ飲んで休憩。 男らしくない、ちまちました料理を作らないよう、気をつけているのだが、 また、ちまちましたものを作ってしまった。 少し落ち着いてから、冷たい担々麺を作る。 と言っても、古来からのインスタント料理である担々麺の伝統通り、 麺を一分間ほど茹でて、タレと青葱と混ぜるだけ。 昨日の担々麺とはかなり味が違う。 山椒があまり入っていない。 担々麺ではあるのだが、どことなくボロネーゼを思わせる感じ、 この酸味はトマトだな。なかなか美味しい。 一緒にまたミモザを一杯。これでシャンパーニュも終了。 次にまた何か祝うべきことがあるときまで、さようなら。 次は……、お正月とか? 食後に、煎茶で季節外れの道明寺。 お風呂に入って、湯船で読書。 夜は、「枕頭問題集」の翻訳の予定。

2009年9月23日水曜日

ディスカッション / 山椒

ホームで行列から離れて新幹線を待っていると、 若い女性二人が私のすぐ側に立ち、 最新号の "anan"(第 1677 号) のグラビアページを開いて、 詳細なディスカッションを始めた。 女性というものについて、深い勉強をさせていただいた、ような気がした。 男性にとって女性とは常に、汲めども尽きぬ驚異と不思議の源である。 昼食は新幹線の中で駅弁のサンドウィッチと珈琲。 午後も早いうちに自宅に到着。少し昼寝。 お風呂に入ったあと、夕食は担々麺とヱビスビール。 むう、これは旨い。そして猛烈に辛い。 私は唐辛子系の辛さには強いのだが、これは山椒がかなり入っている。 御飯が少し余っていたので電子レンジで温め、 担々麺のあとの器に入れて、卵御飯。劇的に美味しい。 なんだかんだ言ってこういうものが一番美味しいと思うのは、 育ちの卑しさの故かなあ……(ちょっとしんみり)。 知人から担々麺 6 個セットを送っていただいたので、 これからしばらく担々麺が続きます。うれしいです。 連休の最後の夜は、出張中の分の家計簿つけ。このあとは、 読書などでのんびり過すつもり。

連休中の読書として、 「『標準模型』の宇宙」(B.シューム著/森弘之訳/日経BP社)、 「マネジメント [エッセンシャル版] 」 (P.F.ドラッカー著/上田惇生編訳/ダイヤモンド社)、 「何か文句があるかしら」(M.デュマス著/島村浩子訳/創元推理文庫)、 を読了。どれも面白かった。 「標準模型」は標準理論の解説本だが、 超ひも理論や M 理論など、標準理論以降のファンシィな究極理論に 興味が行きがちの科学啓蒙書の中で、標準理論を易しく、 きっちり説明するこの本は貴重だ。 特に今、進行中の加速器実験に対して、ちゃんとした興味が持てたことは重要。 「マネジメント」は今回、一番期待していなかった本だが、非常に面白かった。 書き方がかなり硬い調子でやや読み難いのが欠点だが、 経営者や管理職の指南書の範囲を越えて、もっと読まれていい。 特に、古い本なのに今の状況に対してタイムリーで、新しく感じるのは、 本質をついている証拠だろう。 お節介かも知れないが、誰か若い訳者を選んで、 改訂版を出すといいんじゃないかなあ。 「何か文句があるかしら」は予想通り、まさにコージー。 超お金持ちで劇団オーナーの主人公が、 超かっこいい旦那様と電撃結婚して、 実はその旦那様には 007 みたいな裏の顔があって、 その他に興味深いキャラクタがいっぱい出てきて、 新婚ほやほやのうちにドキドキハラハラの事件を解決する、というもの。 主人公の配役が難しいが、土曜ワイド劇場あたりで是非ドラマ化してほしい。 「饒舌について 他五篇」(プルタルコス著/柳沼重剛訳/岩波文庫)、 「ガリア戦記」(カエサル著/近山金次訳/岩波文庫) はまだ残っている。この二冊は就眠儀式本に移行。

2009年9月21日月曜日

"Speak Now" / キャロルと袋と小石の問題、再考

9 時起床。ちょっと寝坊。 珈琲、トースト(ワインジャム)の朝食。 午前中は、ルイス・キャロルの翻訳と、その合間の読書。 昼食は、エリンギとオクラの焼きサラダ、 舞茸、しめじ、ベーコンのパスタ、シャンパーニュを一杯だけ。 昼酒の次は、昼風呂。 湯船で 「『標準模型』の宇宙」(B.シューム著/森弘之訳/日経BP社) を読む。 リー群の概念の説明のところなので、 ほとんど読み飛ばすくらいの感じですらすら読める。 しかし、 かつてゲージ理論を応用しようとして数年間も無駄にしてしまったことがあるので、 苦々しい思いもする。 お風呂の次は、昼寝。これで昼酒、昼風呂、昼寝の現代三種目を制覇。 午後も読書や、翻訳仕事。 この三日間ずっとひきこもっていたので、散歩を兼ね、 丁度切れていた詰め替え用洗剤を買い出しに行く(「詰め替え用」が好きな私)。 帰りに新刊書店で、 「何か文句があるかしら」(M.デュマス著/島村浩子訳/創元推理文庫)を買う。 けっこう快調に消費されている連休中の読書だが、 ちょっと「硬い」本に偏っているのではないかと思って、 いつ土曜ワイド劇場でドラマ化されても不思議ないほど柔らかいミステリを調達。 帰宅して、夕食は、卵炒飯、冷奴、大根の味噌汁。

明日の夜は予定がありますので、更新はスキップします。 次回更新は 23 日(水曜)の夜を予定しています。

昨日のキャロルの確率の問題の解答。 「白石をひく確率は前者が確率 1/2 で、 後者が確率 5/12 なので、前者の方が大きい」。 この問題のポイントは、 一つ目の袋から白石をひく確率は 2/3 なのだが、 それは 1 個だけ入っている小石が 2/3 の確率で白色なのであって、 白石が 2 個と黒石が 1 個入っているのとは違う、 ということを明確に認識する必要があることだろう。 実際、後者のように解釈してしまうと、袋を選んでからひいても、 袋を一緒にしてからひいても、 結果は同じになってしまう。 そして、この二つを意図的に混同するのが、 この前紹介したジョーク問題(問題 72 番)だった。 (なお、そのときの記述では、その問題の解答がジョークであることを指摘した翻訳や解説書はない、 と書いたが、 「鏡の国のルイス・キャロル」(R.ウィルソン著/岩谷宏訳/ソフトバンク・クリエイティヴ)にそう書いてあるのを発見した。念のため、ここでお詫び申しあげる。)
昨日の問題の詳しい計算は以下。

最初に白石か黒石が半々の確率で一つ入っているところに白石を一つ追加して、 そこから一つをとりだしたら白石だった。 これは、袋の中の「黒、白」から白をひいたか、 「白、白」の前者の白石をひいたか、後者の白石をひいたかの、 三つの同じ確率を持つ事象の二つだから、 今、袋に残っている小石の色の確率は白が 2/3, 黒が 1/3 である (ここを白黒が半々の確率だと勘違いし易い)。 これをもとに計算すると、第一の方法では、 半々の確率で袋を選ぶから、 (1/2) * (2/3) + (1/2) * (1/3) = 1/2 の確率で白をひく。 第二の方法では、一緒にした袋の中身は、 2/3 の確率で「白白黒黒」、1/3 の確率で「白黒黒黒」だから、 (2/3) * (1/2) + (1/3) * (1/4) = 5/12 の確率で白をひく。

2009年9月20日日曜日

ワインジャム

8 時起床。今日は爽やかな秋晴れだ。 朝食は珈琲とトースト。ワインジャムつき。 多分、チーズ用だろうが、トーストに塗っても美味しかった。 ところで、食料自給率って数字のトリックで意図的に低く算出しているのだが、 同時に JA が「円周率より自給率」って CM を展開しているのは、 首尾一貫し過ぎていて、ちょっと怖いね。 午前中は「枕頭問題集」の翻訳を小一時間ばかりしてから、 読書など。 「『標準模型』の宇宙」(B.シューム著/森弘之訳/日経BP社)。 お風呂に入ってから、昼食は焼きそばと、ヱビスビール。 普段は、日曜日は安息日としてアルコールを摂らないようにしているのだが、 連休気分を演出するため、自分への贅沢を許した。 焼きそばも、普段と違って、かなり手のこんだ作り方をしてみたが……、 これはいつもの塩炒麺か、ソース焼きそばの方がシンプルで美味しいような。 こったことをしたからって美味しく出来るわけでもないところが、 料理の難しいところですね。

食後に寝床で 「饒舌について 他五篇」(プルタルコス著/柳沼重剛訳/岩波文庫) を読んでいるうちに、うたた寝。 一時間ばかりの昼寝のあと、また翻訳の作業を少し。 そのあと夕食の支度まで、「『標準模型』の宇宙」を読む。 夕食は、親子丼と冷奴、オクラともやしのお味噌汁。 食後に珈琲と、チーズケーキ。 いつものように、お風呂で 「システムづくりの人間学」(G.M.ワインバーグ著/木村泉訳/共立出版) を読む。 ワインバーグは 1 ページ読むごとに賢くなる気がする。 もったいないので、短い一章ずつ読んでいる。 湯上がりに、シャンパーニュを一杯だけ。連休ですから。

ルイス・キャロルの "Pillow Problems"(仮題「枕頭問題集」) の中には、 この前 紹介したおかしな問題と同じ、 袋と黒白の小石の問題がいくつか含まれている。 この設定が気に入っていたのだろう。 以下の問題などは、なかなか興味深く、良い頭の体操になる。 問題 16 番: 「二つの袋がある。一つめの袋には小石が一つ入っていて、 それが白か黒であることが分かっている (白と黒、半々の確率で入っていると考えてよい)。 他方の袋には、一つの白石と二つの黒石が入っている。 一つめの袋に白石を一つ追加して、よく振り、 小石を一つ取り出したところ、白石だった。 ここから、以下のどちらの方が白石をひく確率が高いだろうか? どちらの袋かを知ることなく二つの袋の一方から小石をひくか、 片方の袋の中身を他方に全部入れてから小石をひくか」。 丁度、大学入試くらいの難易度だろうか。 キャロル自身と同じく、暗算でお答えいただきたい。

2009年9月19日土曜日

ちまちました話 / 連休用の本たち

7 時起床。ちょっと早起き。 寝床でしばらく 「老年について」(キケロー著/中務哲郎訳/岩波文庫) を読んでから起床。 珈琲とトーストの朝食。 家計簿つけなどのあと、洗濯を洗濯機にまかせつつ朝風呂に入る。 湯船で「老年について」を読了。 とても短いので読んでみたが、キケロはどうも好きになれないなあ。 洗濯ものを干して、午前中は論文の最終稿読み。 昼食の支度まで少し時間が出来たので、 まず掃除機がけをし、トイレの掃除もし、 ついでに、キッチンのガスレンジの掃除をし、 昼食は、オムライス。 「3」印のシャンパーニュを一杯。 丁度、京都からのワインと食べ物が届いた。 今回は生ハム、オリーヴ、ジャムなどで、食卓が豊かになりそう。 しばらく昼寝。 と思ったら、また 3 時間近くも眠ってしまった。 昨日の昼間、身体がとても疲れているような気がしたのだが、 これで回復したのかも知れない。 夕食の支度まで「枕頭問題集」の翻訳作業。

夕食はしめじと舞茸と生ハムのパスタ。白ワインを一杯だけ。 私は食材をそれぞれ小さなタッパウェアに取り分けて保存したり、 そういう類のことが好きだ。 ちまちました人間のように思われるのも嫌なので、 念のために書いておくが、 私だって普段はおおざっぱでおおらかで男らしく O 型風だったり、 B 型風だったり、AB 型風なのだ。 私だって A 型以外だったり、 蠍座だったり、獅子座だったりしたら、絶対に占い好きになっていた。 恐しいことだが、信じていた可能性すらある。 それはさておき、なんだっけ、 そう、料理においては何故か、ちまちましたことが好きなのだ。 そう言えば、詰め替え用洗剤も好きだ。 どうしてなのだろうかなあ。 食後に珈琲と、オレンジのタルト。 お風呂に入って、湯船で 「システムづくりの人間学」(G.M.ワインバーグ著/木村泉訳/共立出版) を読む。湯上がりにシャンパーニュを一杯だけ。

連休の読書用の本たち:
「老年について」(今日読了)、
「『標準模型』の宇宙」(B.シューム著/森弘之訳/日経BP社)(読みかけ)、
「ガリア戦記」(カエサル著/近山金次訳/岩波文庫)、
「饒舌について 他五篇」(プルタルコス著/柳沼重剛訳/岩波文庫)(読みかけ)、
「マネジメント [エッセンシャル版] 基本と原則」 (P.F.ドラッカー著/上田惇生編訳/ダイヤモンド社)。
最後のは、新刊書店でドラッカー特集(生誕百周年らしい)をしていたので。 どうやら不景気のおかげか、再評価の流行中らしい。 ビジネスマン向けの本を馬鹿にする私の傾向のためだろう、 今まで一度も読んだことがなかったのだが、 この際、一冊くらいは読んでみようと思った次第。 以上 4 冊以外では、 湯船で「システムづくりの人間学」、 就寝前の寝台で「ギリシア哲学者列伝」(ディオゲネス・ラエルティオス著/ 加来彰俊訳/岩波文庫)を読むのが最近の習慣です。

2009年9月18日金曜日

60 年代から 90 年代まで

7 時半起床。 カフェオレ、トースト、ベーコンエッグの朝食のあと出勤。 郵便局で用事を片付けてから出社。 定時より少し早く到着。 午前、午後とお仕事。 昼食はビル一階弁当。 今日は一日中、眠くてしょうがなかった。何故だろうか。 18 時に退社。

近所のお鮨屋さんにて夕食。 中トロ、小鰭、縞鰺、鯖、穴子、御飯抜きの玉子。 今日は鯖が美味しかった。 これからは鯖も美味しくなってくるよね。 そのあと渋谷に移動して、 Bunkamura ザ・ミュージアムに 「ベルギー幻想美術館」を観に行く。 デルヴォーの「海は近い」が個人的にも目玉だったのだが、 なかなか面白い小品が一杯あって楽しめた。 マグリットも沢山あったし。 しかし、デルヴォーって 90 年代まで生きていたんだなあ。 私にとってみれば 90 年代なんて、つい昨日みたいなものだ。 「海は近い」にしたって 1965 年作で最近だし、 意外とデルヴォーって同時代人。 渋谷まで来たついでに、青山の骨董通りのバーへ。 シャンパーニュ(ルイ・ロデレール)を一杯、 マール・ド・ブルゴーニュを一杯、いただいて帰る。 マールは、シャサーニュ・モンラッシェの畑の 70 年代のものだとか。 そう言われると、なんだか急にありがたい……。 70 年代の香りを嗅ぎつつ、一人で一年の反省会と、次の一年について考える会。 22 時半くらいに帰宅。

2009年9月17日木曜日

母よりの手紙

8 時過ぎに起床。ちょっと寝坊。 カフェオレ、トースト、ベーコンエッグの朝食のあと出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食はビル一階弁当。 18 時過ぎに退社。 冷奴とリースリングを一杯で一息ついてから、 オクラのサラダと、卵のみ炒飯を作る。 食後に珈琲と、ブルーベリーのタルト一切れ。 お風呂に入ってから、夜は論文校正などのつもり。

実家の母より手紙。 寂しかないか、街にはなれたか、お金はあるか、友達はできたか、 御前も都会の雪景色の中で丁度あの案山子のように寂しい思いしてはいないか、 などとは書かれていなかったものの、 「これで時には美味しいものでも食べなさい」と金一封されていた。 秋茄子の季節だが、 親の意見と茄子の花は万に一つの徒もない、 と言うので、早速、お鮨屋さんに電話して明日の夜の予約を入れた。 そんなわけで、 明日はそのあと絵でも観に行こうかなと思っていますので、 更新が遅くなります。

2009年9月16日水曜日

秋刀魚とおむすび

8 時起床。カフェオレ、トースト、ソーセージエッグの朝食のあと出勤。 ちょっと遅れたが、大体定時に着。 午前、午後とお仕事。昼食は近所のカレーライスのチェーン店。 18 時過ぎに退社。

帰宅して、夕食は秋刀魚を一匹焼き、冷奴と、 ヱビスビールを 1 パイント。 いやあ、秋刀魚美味しいね。 今日は大根おろしもばっちり (しかし、酢橘も必要だよね…)。 ああポルトガル人で良かった、 じゃなかった、日本に暮らしていて良かった。 ポルトガルでも秋刀魚を塩焼にして食べるので、 けっこう世界のあちこちで、この美味しさは味わわれているのかも知れない。 御飯が炊けてから、梅おむすびと煎茶。 おむすびは日本だけの味かな……。 夜は論文の校正作業など。

2009年9月15日火曜日

ルイス・キャロルと袋の中の二つの小石

8 時起床。 カフェオレ、トースト、ソーセージエッグの朝食のあと出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食はビル一階弁当。 昼休みには運動に新刊書店まで歩き、 「老年について」(キケロー著/中務哲郎訳/岩波文庫) を買って社に戻る。 今日も老人なりに身体を労わりながら、休み休み働き、 18 時過ぎに退社。 スーパーで食材などを買って帰宅。

夕食は、茸あれこれのアーリオオーリオ、 出来合いのツナサラダ。かにのマークのリースリングを一杯だけ。 食後にお風呂に入って、 湯船で「システムづくりの人間学」(G.M.ワインバーグ著/木村泉訳/ 共立出版)を読む。 夜は、ルイス・キャロルの「枕頭問題集」の翻訳作業など。

キャロルの「枕頭問題集」の最後の問題は、以下のようなものである。 「袋に二つの小石が入っていて、 分かっているのは各々が白か黒であることだけである。 袋から小石を取り出すことなく、 それぞれの色を言い当てよ」。 どう考えても、この問題に答えることはできない。 確率的な主張をするにせよ、 何の仮定もない以上、黒だか、白だか、まったく確率は不定である。 しかるに、答を見ると「一つは黒で、もう一つは白。」と断言されている。 まあ、それは良かろう。 実際、一つずつ黒か白かを半々の確率で袋に入れたのだ、と仮定すると、 黒黒、黒白、白黒、白白の四通りが同じ確率で現れるだろうから、 一つは黒で一つは白の確率が 1/2 で、可能性としては最も高い。 この問題はそれ以上でも以下でもない、と現代人の私には思われる。 しかし、奇妙なのはキャロルによる、この問題の「解説」である。 キャロルによれば、こうだ(私が少し、分かり易く書き直してある)。

もし袋の中に小石が 3 個入っていて、 二つが黒で一つが白だとしてみると、 ここから一つ選んだ小石が黒である確率は 2/3 である(もちろん、これは正しい)。 そして、三つから一つ取り出したとき黒である確率がこの 2/3 になるのは、 二つが黒で一つが白のときに限られることに注意しておく (これもまったく正しい)。 さて、もとの問題に帰って、袋に小石が二つ入っている状況を考えると、 小石の色の組み合わせ「黒と黒」「黒と白」「白と白」の確率は、 順に 1/4, 1/2, 1/4 である(上に書いたように、これも自然な仮定のもとでOKだ)。 ここで袋の中に黒石を一個追加してみよう。 とすると、「黒、黒、黒」「黒、白、黒」「白、白、黒」 の確率が順に、1/4, 1/2, 1/4 ということになるはずだ。 さて、この状況で袋から小石を一個取り出してそれが黒である確率は、 1/4 * 1 + 1/2 * 2/3 + 1/4 * 1/3 = 2/3 となる。 しかし、これは最初に指摘したように、 袋の中に黒石が 2 個、白石が 1 個あるときに黒石を取り出す確率に等しく、 この確率になるのはこの組み合わせのときしかない。 よって、袋の中には、黒石が 2 個、白石が 1 個あるのであって、 つまり、黒石一つを入れる前の元の状態は、 黒石と白石が一つずつだったのである。証明終わり。

もちろん、この「証明」はジョークであろう (このことを明確に指摘している訳書や解説書は、今のところないようだが)。 しかし、現代の数学者としての私の疑問は、 この奇妙な「証明」の教訓は何であろうか?

2009年9月14日月曜日

秋刀魚には大根おろし

8 時半起床。寝坊。 カフェオレ、トースト、ソーセージエッグの朝食のあと出勤。 10 時くらいに出社。 午前、午後とお仕事。昼食は近所のタイカレー屋さんにて。 外に出たついでに、 新刊書店で「饒舌について 他五篇」(プルタルコス著/柳沼重剛訳/岩波文庫)、 「通信の数学的理論」(クロード E. シャノン著/植松友彦訳/ちくま学芸文庫) を買って社に戻る。 今日は一日中眠くてしようがなかったが、 その割に CPU との意思の疎通は好調だった。 18 時過ぎに退社。 夕食は、秋刀魚の塩焼、冷奴、出来合いのツナサラダ、梅炒飯。 かにのマークのリースリングを一杯だけ。 秋刀魚は美味しいなあ。でも大根おろしを忘れたのは痛恨。 食後にお風呂に入って、 湯船でプルタルコスの「饒舌について」を読む。 今日は眠いので、夜の作業はなし。

2009年9月13日日曜日

焼き秋刀魚

9 時起床。カフェオレとトーストの朝食。 最初は曇りだったが、だんだんに天気が良くなって、 昼近くには爽やかな秋晴れ。 PC 関連の設定。 MyYahoo! の新しいデザインがひどいので、 iGoogle に移行した。 お昼までは C.L.ドジソンの翻訳。 「枕頭問題集 -- 眠れぬ夜に解き明かし問題たち」(仮題) の翻訳を始めた。 昼食は、御飯を炊いて、だし巻きではない焦げめのついた玉子焼き、 若芽の味噌汁、お漬物。

お風呂に入って、湯船で 「オブジェクト指向でなぜつくるのか」(平澤章著/日経BP社) を読む。読了。簡単な本だが、頭の整理になって良かった。 小一時間ばかり昼寝、と思ったらまた 2 時間以上寝てしまった。 夕方まで、「『標準模型』の宇宙」(B.シューム著/森弘之訳/日経BP社) を読んだり。 夕方になってお風呂掃除を済ませてから、 近所のスーパーに食材の買い出しに行く。 帰宅して、夕食の支度。 秋刀魚を一匹の半分、冷奴、出来合いのツナサラダ、冷や御飯。 この秋、初の焼き秋刀魚。 食後にお風呂に入って、 湯船で「『標準模型』の宇宙」を読む。 掃除したばかりなので浴室が気持ち良い。

2009年9月12日土曜日

ユートピア

9 時過ぎに起床。 カフェオレのみの朝食。 雨が降っていたが、すぐにやんで曇り空の一日。 午前中は PC の設定(.vimrc の編集)をしたり、 C.R.ドジソンの翻訳をしたり。 昼食は卵炒飯、冷奴、ポテトサラダ。 白ワイン切れのため赤ワインを一杯だけ。 食後にお風呂に入って、湯船で 「システムづくりの人間学」(G.M.ワインバーグ著/木村泉訳/共立出版) を読む。

午後は少し昼寝をしてから、珈琲をいれて読書など。 「オブジェクト指向でなぜつくるのか」(平澤章著/日経BP社) を読む。 易しく書かれているが、予想以上に勉強になる。 さらに、最近の私は非常に低レヴェルなコードを書いているので、 「ユートピア」を読んでいるような感じでもあった。 夕方から強い雨が降り始めた。 二度目のお風呂に入って、湯船で 「オブジェクト指向でなぜつくるか」を読む。 夕食は、ソーセージときゃべつの炒めものと、 梅冷奴、ケチャップライス。赤ワインを少しだけ。 食後に珈琲。 夜の配送で、ワイン屋さんから白ワインとシャンパーニュが届いた。

夜は、C.L.ドジソンの翻訳作業など。 "Purity of Election" の翻訳を終えた。 これでパンフレット関連はひとまず終了として、 次は「枕頭問題集」を翻訳する予定。 10 月に入ったら平日の夜と週末は数学に使いたいと思っているので、 出来れば「枕頭」は 9 月中に終わらせたい。

2009年9月11日金曜日

バーにて立ち飲み

8 時起床。 カフェオレと、トースト、ソーセージエッグの朝食のあと出勤。 午前、午後とお仕事。 相変わらず、名前の洪水で良く分からないなあ…。 構造体のメンバが指している構造体のメンバが指している構造体のメンバが指している…… と無闇に参照が深い上に、マクロで何度も別名がつけ直されている。 意図的な難読化なんじゃないか、とさえ思えてきた。 実際のところは、小さなところから段々に(複数の人の手で) 大きなコードに成長したため、 何層も何層も構造が積り重なっている、ということなのだろうけれど。 それが完全な抽象化の層ならいいのだが、 そこが世の常、人の常、プログラムの常で、結局下の方まで探らなければならない。 昼食はビル一階弁当。 悩んでいたところを教えてもらったりしていたため少し遅い退社。

お茶の水の方の某カレー屋さんにて夕食。 喉が乾いたので、 帰り道にベルギービール屋さんで白ビールを一杯だけ立ち飲みして帰る。 帰宅して、まずお風呂。 湯船で、「Write Great Code Vol.1」 (R.Hyde著/(株)トップスタジオ訳/毎日コミュニケーションズ) より CPU 命令のエンコードについて読む。

今日の購入本。「『標準模型』の宇宙」(B.シューム著/森弘之訳/日経BP社)、 「オブジェクト指向でなぜつくるのか」(平澤章/日経BP社)。

2009年9月10日木曜日

ポン酢2

8 時過ぎに起床。いくらでも眠れそうな朝。 珈琲、トースト、ソーセージエッグの朝食のあと出勤。 午前、午後とお仕事。 サエコは撤去されたままだが、その代わりとして、 粉末と、一回分毎にパックされたドリップ式のもの、 二種類のインスタントコーヒーが提供されていた。 ないよりましだが、エスプレッソマシンに早く復帰してもらいたい。 昼食はビル一階弁当。 定時の 18 時に退社。 スーパーで買い物をして帰宅。

土鍋で御飯を炊いている間に、 出来合いのポテトサラダで白ワインを少し。 昨日、久しぶりのポン酢の味に感動したため、 今日は鰹の叩きのポン酢かけ。 冬の終わりには、毎日の鍋続きのせいで、 「ポン酢はもういい」という感じになるのだが、 こうしてまた月日が巡って、 春と思えば夏が来て夏と思えば秋が来て所詮最後は寒い冬、 ということになってみるとまた、ポン酢が私の心にぐっとくる。 鰹の他には、梅冷奴。夏の終わりの最近、梅冷奴がお気に入り。

2009年9月9日水曜日

ポン酢

8 時過ぎに起床。今日はかなり涼しい。 珈琲、オレンジジュース、トースト、ベーコンエッグの朝食のあと出勤。 午前、午後とお仕事。 今日も「サエコ」は撤去されたままで、不調に過す。 昼食は近所のタイカレー屋さんにて。 午前中から、不可思議なバグに悩まされる。 午後もデバグを続けたが、 どう考えても起こるはずのないことが起こる不可解。 これは私が良く理解していない開発対象の本体部分に原因があるか、 CPU かコンパイラの動作に関わる深遠なバグに違いない、 と思い始めていたのだが、 夕方近くになって、同僚の助けをかりて解決。 情けなくなるくらい、単純なミスだった。 18 時過ぎに退社。

帰宅して、出来合いのポテトサラダと白ワイン少しで一服。 しょうが焼き用の豚肩ロースが残っていたのだが、 さすがに 4 回目のしょうが焼きは避けたい。 悩んだ末に、豚肉をそのまま焼いただけのものを、 キャベツの千切りの山の上にのせ、ポン酢をかけて食べる。 豚肉が良いせいか、ポン酢が偉大なのか、 苦し紛れのわりに激うま。他には韮玉とか。 食後に、珈琲とチーズケーキ。 朝から 12 時間ぶりに飲む珈琲は身体にしみる。 早く帰ってきてくれ、サエコ……。

2009年9月8日火曜日

お茶漬

8 時過ぎに起床。 珈琲、オレンジジュース、トースト、ベーコンエッグの朝食のあと出勤。 曇り空で、かなり湿度も高い。 定時くらいに出社。 午前、午後とお仕事。昼食はビル一階弁当。 腹ごなしに新刊書店まで歩き、 「システムづくりの人間学」(G.M.ワインバーグ著/木村泉訳/共立出版) を買って戻る。 今日もサエコ抜きで厳しい一日だったが、思いがけず好調だった。 切りの良いところで、少し定時より早めに退社。 スーパーで食材などを買って帰宅。

秋で眠いのだろうか、猫も寝たままで、帰宅の出迎えにすら来てくれない。 打ち上げられたヨットのようにいつかは愛も朽ちるものなのね、 と石川セリが歌っていたのは、このことだろうか。 出来合いのポテトサラダと、冷奴を少しずつで、白ワインを少し。 ちょっと落ち着いてから、またしても、しょうが焼き(3回目)とキャベツ千切り。 そのあと冷や御飯で梅茶漬。 私は子供の頃にはお茶漬というものを食べたことがなかったので、 いまだに、大人だけに許される贅沢をしているような、 ちょっと背徳的な感じがする。 実際、食べつけていないので、上手に食べることができない。 食後はお風呂に入って、湯船で「システムづくりの人間学」を読む。 夜は、論文の校正などの予定。

2009年9月7日月曜日

愛しのサエコ

8 時過ぎに起床。 なんと家でも珈琲豆が切れて、オレンジジュース、トースト、ベーコンエッグの朝食。 定時の 9 時半くらいに出勤。 今日もサエコは体調不良で休みのままだった。 愛しのサエコ、 早くオフィスに戻ってきてください。 スターバックスもサンマルクもちょっと遠いし……。 午前、午後といつものようにお仕事。 昼食はビル一階弁当。 カフェインが切れているせいに間違いないが、今日は低調。 不調のまま 18 時に退社。

夕食はまた、しょうが焼き。 お買い得品を買うと、三日くらい同じものを食べなければならない、 ということが一人暮らしの弱点だなあ。 きゃべつの千切りに、今日は市販品のごまだれドレッシング。 京都のお漬物と、冷や御飯。冷や御飯が好きさ。 イタリアの赤ワインを一杯だけ。 食後に珈琲とチーズケーキ。

2009年9月6日日曜日

生姜焼き

9 時起床。昨夜は 25 時くらいまでかけて、 「幽霊の2/3」(ヘレン・マクロイ著/駒月雅子訳/創元推理文庫)を読み終えたので、 8 時間しか眠れなかった。 今日も爽やかで乾いた風の吹き込む良い天気である。 朝食は珈琲、オレンジジュース、トースト。 貧しく侘しい一人暮らしゆえ、寝台で朝食をとるという贅沢は許されていない。 とは言え、自分で朝食を用意して、秋風に吹かれながらオレンジジュースを飲んでいると、 ささやかな幸福感を味わうことができる。

午前中は、C.L.ドジソンの翻訳など。 ルイス・キャロルことドジソンは、"St.James's Gazette" への投稿で、 勝つ側につきたい、世論の流れに乗りたい、という有権者層全体に広がる意識を、 一種の贈収賄に他ならない、と指摘している。1881 年のことである。 キャロルはこういう文章も沢山発表しているし、 選挙や投票を望ましい形に変えるためのアルゴリズムの考案もしている。 キャロルを、「小さなおともだち」だけが仲間だった、 初等数学マニアでカメラおたくのピーターパン、 というイメージだけで捉えるのはちょっと違うんじゃないかな、と思う。

昼食はカルボナーラ。 食後にお風呂に入って、湯船で "The Elements of Style" (W.Strunk Jr. and E.B.White) を読んで気持を高めてから、午後は論文の校正。 あとは「家蠅とカナリア」(ヘレン・マクロイ著/深町眞理子訳/創元推理文庫) を読んだり。 夕方になって、スーパーに買い出しに行く。 今日は生姜焼き用の豚肩ロースが安い。 帰宅して、土鍋で御飯を炊き、夕餉の支度。 生姜焼きと、キャベツの千切りにマヨネーズとL&P印のウスターソースを一振り、 もやしと韮の味噌汁、お漬物。

2009年9月5日土曜日

秋空

9 時起床。10 時間以上寝てしまった。 珈琲、オレンジジュース、チーズケーキの朝食。 洗濯、掃除機がけなどの家事のあと、 朝風呂に入って、 湯船で「ジーヴスの帰還」(P.G.ウッドハウス著/森村たまき訳/国書刊行会) より「ポッター氏の安静療法」を読んでひとしきり笑う。 侘び住まいのため今の浴室には残念ながら窓がないのだが、 湯上がりには部屋の窓を開けて、 ハーマン・ミラー社のアーロンチェアの深淵から、 秋空に高く浮かぶ雲と、 窓辺に横たわって何事か寝言をもらしている猫の姿を打ち眺めたわたくしには、 天下はまさに太平、神は天にしろしめし世は全てこともなし、 の感がさざなみのようにしみじみと寄せては返すのであった。 昼食の支度まで C.L.ドジソンの翻訳を 30 分ほど。

昼食は、出来合いのポテトサラダ、冷奴、韮玉炒飯、お漬物。 食後に少し横になって、読書でもしようかな、と思ったら、 3 時間近く昼寝してしまった。本当にいくらでも眠れる。 猫とどっちが長く眠れるか競争に鼻の差で勝ちそうな勢いだ。 夕方まで、「幽霊の2/3」(ヘレン・マクロイ著/駒月雅子訳/創元推理文庫)を読んだり。

お風呂に入ってから、夕食の支度。 梅紫蘇と出来合いの胡麻だれドレッシングでそれぞれの豆腐サラダ、 赤ワインを少しだけ。あとで、もやしと胡瓜と茹で卵の冷麺。 食後に珈琲とチーズケーキ。 カフェインが身体にしみわたる。 私はかなりのカフェイン中毒なのだが、 昨日は会社のフロアのエスプレッソマシンが壊れて、 一日がかなり低調だった(それが昨夜、今日とあんなに寝てしまった理由だろうか?)。 月曜日には直っているといいのだが。 夜は、完全に仕事をやめて、「幽霊の2/3」を読んだりと休日を満喫。

2009年9月4日金曜日

蕎麦屋パラダイス

8 時過ぎに起床。今日も涼しい。 珈琲、オレンジジュース、トースト、ベーコンエッグの朝食のあと出勤。 曇り空の下、定時の 9 時半くらいに出社。 午前、午後といつものようにお仕事。昼食はビル一階弁当。 昼休憩の散歩に新刊書店まで歩いて、 ヘレン・マクロイの「家蠅とカナリア」(深町眞理子訳/創元推理文庫)、 「幽霊の2/3」(駒月雅子訳/創元推理文庫)を買って社に戻る。 18 時過ぎに退社。

夕食は久しぶりに、近所の蕎麦屋にて。 今週の反省をしつつ、 つきだしの蕎麦味噌で「十四代」を飲みながら、天麩羅の揚がるのを待つ。 季節は既に秋。 きす、銀杏、もろこしのかき揚げ、舞茸、はぜ、と次々に揚げ立てをいただく。 何事かを試み、何事かを成し遂げた今週の私に、一夜の天麩羅がやって来る。 近くの席に、ターコイズ・ブルゥのワンピースを着て、 ターコイズ・ブルゥのヘアバンドをつけ、 ターコイズ・ブルゥのハイヒールをはいた、 女優かモデルさんらしき西洋人の女性がいて、 接待役らしき男性が、なにゆえにテンプーラ、そしてサケを、 ヌードルショップにて食べ飲むのか、解説しているようだった。 最後に盛り蕎麦を食べ、蕎麦湯をいただいて帰る。 これだけ贅沢をしても 3800 円くらいなので、 蕎麦屋とはありがたいものだ。庶民のまさにパラダイス。 少し遠いが、家まで歩くことにして、20 時過ぎに帰宅。

2009年9月3日木曜日

Purity of Election

8 時過ぎに起床。今日も涼しい。流石にもう秋だろう、と信じたい。 珈琲、オレンジジュース、トースト、ベーコンエッグの朝食のあと出勤。 定時の 9 時半くらいに出社。 午前、午後といつものようにお仕事。昼食はビル一階弁当。 18 時過ぎに退社。スーパーで食材などを買って帰宅。

帰宅して夕食の支度。 韮ともやしと玉子と焼き肉用の肉でビビンバ風のものを作ってみた。 数日前に安売りしていた焼肉用の肉を買って、 美味しいのは良かったのだが、 料理にヴァリエーションをつけるのがちょっと難しいね。 今日でようやく使い切った。 あとは、冷奴と、お漬物。一緒に赤ワインを一杯だけ。 食後に珈琲とチーズケーキ一切れ。 夜は、C.L.ドジソンの翻訳など。 次は政治関係のパンフレット集から、 "Purity of Election" (仮題「純正なる選挙」) を訳し始めた。特に、タイムリィだから、といって選んだわけではない。

今日も何事かを試み、たことは確かだが、 何事かを成し遂げ、たかどうかは定かでない私にも、 一夜の休息がやってくる(ぐー)。

2009年9月2日水曜日

The Village Blacksmith

8 時半起床。寝坊。昨日と打って変わって、 という表現で良かったはずだが、寝床があまりに気持ちの良い、 ひんやりとした朝。 珈琲、オレンジジュース、トースト、ベーコンエッグの朝食のあと出勤。 いつものように T シャツとジーンズで外に出てしまったが、 思わず両腕を撫でてしまうほどの寒さ。 暑かったり、寒かったり、年寄には堪える時節じゃのう…、 と一人ごちながら、出社したのは 10 時少し前くらい。 午前、午後と、いつものように、ほとんど誰と話すこともなく、 自分の席からほとんど動くこともなく、お仕事。 季節のせいに間違いないが、日中はずっと眠くてしようがなかった。 私は、まるでマルチタスクに向いていないので、 少なくとも職場では一つの仕事だけに集中したいところ、 何故か今月は人気者で、そうもいかない。 昼食は近所のタイカレー屋さん。18 時過ぎに退社。涼しい。 晩秋くらいの感じじゃないかなあ、と思いつつ帰宅。

御飯を土鍋で炊きながら、前菜は出来合いのポテトサラダと白ワインを少し。 御飯が炊きあがってから、たれにつけた肉とピーマンの千切りともやしをそれぞれ焼いて、 カルビ丼を作る。他に、お漬物と、茗荷と大葉のおすまし。 カルビ丼にあわせて、赤ワインを少し。 食後に珈琲と、四種のチーズのチーズケーキを一切れ。 沢山食べているようですが、一品ずつは小さいので、全体では少なめです。 夜は論文の校正など。

ロングフェローだったか、 彼と同じくらいうまいこと言うやつだったかの言葉によれば、 なにごとかをなんとかして、なにごとかをなんとかしたものが、一夜の休息を得る、 のだった。おかげで今日もよく眠れそう……(ぐー)。

2009年9月1日火曜日

お座敷

8 時起床。珈琲、オレンジジュース、トースト、ソーセージエッグの朝食のあと出勤。 暑い。またしても夏ふたたび。 定時出社。昼食はビル一階弁当。 今日は珍しく、午前、午後と自分の席をあたためる暇もなく、 という表現でよかったはずだが、 あちこちのミーティングや相談や面談に飛び回る一日。 あまりお役に立っていないような気もするのだが、 枯れ木も山のにぎわいぃいいますよってなあ……ほっほっほ、 とーらとーらとーらとらー、 と祇園の老芸妓のようにお座敷を梯子する。 今日は一行もプログラムを書くことがなかった。 18 時過ぎに自分の席に戻って、退社。 外はやはり蒸し暑い。 昨日まで涼しかったので、かえって身体に堪える感じ。 年寄には厳しい時節だ。 スーパーで食材などを買って帰宅。

まずお風呂に入ってから、 前菜に出来合いのポテトサラダを食べつつ、冷えた白ワインを少し。 少し落ち着いてから、牛肉をたれで焼いて食べる。最後は冷麺とお漬物。 食後に珈琲と、四種のチーズのチーズケーキを一切れ。 夜は論文の校正など。