昨日の午後、市場がクローズしたタイミングで、 業績予想の下方修正と社長兼CEOの引責辞任の発表があり、 激震の週末。 末端社員の私から見ると、この数年どこまでも巡り合わせが悪かった、という印象なのだが、 もちろん社長は「ツイてませんでした」で済まされない。それがトップというものだ。 おそらく、レイオフの大鉈をふるったときから、 辞任の覚悟があっただろうと思う。 ただ私は個人的に、 たとえ辞任を申し出ても、この会社を率いる人が他にいないという理由で、 しばらくは続けざるを得ないだろう、とまさに昨日の午後まで思い込んでいた。 実際にはCFO(最高財務責任者)が新社長になったのだが、 3Q の決算発表を待たずして、 市場はこれを経営陣からの「メッセージ」と捉えるだろう。 その反応は月曜日待ちだ。
前社長が一昨年亡くなり、社長が昨日辞任して、 大学に職を見つけるまでの若き日の私を拾ってくれた創業者二人が会社からいなくなった。 長年、秘かに恩義を感じ続けてきたのだが、いまだそのお返しをできないことを、残念に思う。