ああ、(いつもの通り)良く寝た。珈琲で目を覚ましてから、朝食の支度。 ハムエッグ、マッシュルームとピーマンのソテー、バタートースト、 ヨーグルトと自家製の林檎ジャム、チョコレートチップ入りスコーン、ロイヤルミルクティ。 昼食用に、胡瓜のサンドウィッチを作って、出勤。 出社したら、まだ数値計算が終わっていなかった。 どうも、オーダ程度しか評価しない悪い癖が抜けない。 現実には、定数倍が時間単位なのか日単位なのかは、大きな違いなのだが。 昼食は持参の胡瓜のサンドウィッチと紅茶。
夕方に退社して、近所のカフェへ。 雑誌「考える人」の秋号(特集は「考える料理」)を読みながら一服。 小説家の川上弘美は知る人ぞ知る、凄腕のおうち料理人らしい。 「これは京都の居酒屋で食べたサラダのまねです」とか、「これは『クウネル』に載っていた料理です」、 などと自分で言ってしまう正直さが好ましい。 美味しそうだが、今から文芸誌の編集者に転職でもしない限り、おうちに呼んでもらえない。残念だ。
珈琲豆を買ってカフェを出て、夕食は近所のベルギービール屋にて。 里芋の豚汁風テリーヌと、ハラミ肉のステーキ、フリット添え。 テリーヌ・ア・ラ・トンジルとは画期的だなあ、と思い、たまたま一階にいたシェフにそう言ったら、 こういうアイデアは既知であるとのことだった。 古典派の家庭料理人なもので、トレンド知らずで申し訳ない。 白ビールを飲みながら、「考える人」で太刀魚のムニエールの写真をしげしげと眺めて、 しきりに感心していると、カウンタの隣に座っていたお客さんから、 「それは『コート・○ール』の S シェフのお料理ですね」と話しかけられた。 さすがファンが多いらしい。
帰宅して、お風呂に入ってから、料理の仕込み。 塩漬けしておいた鮭を焼いて、鮭の酒漬けにする(駄洒落ではない)。 胡瓜をピクルス用に下処理の浅漬けにする。
ああ、いけない。実生活が貧しいものだから、つい食べ物のことばかり書いてしまった。 情けない。反省して明日からは気をつけます。