2011年6月30日木曜日

コンタミ

蛍光灯を半分間引いているオフィスに出社。 ネットワークが変だな、と思ったら、 サーバルームの冷房が故障しサーバ全部が熱暴走。 応急処置としてサーバルームの扉を解放し、 オフィス内の空気で冷やすしかない。 私のデスクはサーバルームのすぐ傍なので、 ファンの爆音と熱風にさらされつつ、お仕事。

そんな中、来週頭の出張の予定がなかなか定まらない。 今朝になって、 私がそのミーティングに出席すること自体にコンタミの恐れがあるのでは、 とややこしいことになってきたので、 現地に行ってみて、もし止した方が良ければ欠席しましょう (そして、その間、近所の市場で皮蛋粥でも食べてます)、とフィックスしてしまう。

「コンタミ」とは "contamination" つまり「汚染」のこと。 しかし、私が出席すると会議が汚染される、という意味ではない(多分ね)。 通常、生物化学系の実験で目的の物質以外のものが誤って混入してしまって、 正しい結果が出ないことを指して「コンタミ」と言うことが多い。 しかし、IT業界用語としては、 物質ではなくて「情報」が誤って混入することを指すのが普通。 つまり、知ってはいけないことを知ってしまう、 知らせてはいけないことを知らせてしまう、 使ってはいけない情報を使ってしまう、などの危険のことを言う。

コンタミについては初めて聞いたときに意味の想像がついたが、 すぐには分からなかったIT業界用語の一つは「サチる」。 これは "saturation" (飽和)から来ていて、 つまり、ものごとがいっぱいいっぱいにあふれて、 それ以上の処理が出来なくなることを言う。 「あの部署はもうサチってるから」とか、そんな感じの用法。 語感がよろしくないので、大抵、かなり悪い意味で使われる。 おすすめはしませんが、 飲み物にコルクくずが混じりそうなときに「コンタミの恐れあり」、 満員のレストランで注文が通らないときに「キッチンがサチってる」 のように使えます。