2011年6月27日月曜日

父からの歌、その二

今日も曇り時々ぶた、じゃなかった、雨で、比較的涼しい。 今週から弊社も節電モードに入り、様々な対策をするらしい。 例えば、正午から一時までは消灯らしいのだが、 私はその時間、神保町散歩をしているので、どうなっていたのやら。

実家から送られてきた一夏分のじゃが芋と玉葱と一緒に、 父からの手紙が入っていた。最近、筆まめだ。 じゃが芋がじゃんじゃんと困るほど採れるらしい。 それはさておき、また、最後に歌が添えられていた。 「わがやどに蒔きしなでしこいつしかも花に咲きなむそなえつつ見む」。 またしても、記憶違いなのか、微妙に間違えて引用している。 「そなえつつ」じゃなくて「なそえつつ」だろう。 供えてどうする、縁起でもない。 しかし、相変わらず、この歌で何を言いたいのか不明だ。 「あなたのことを思いながら種を撒いた撫子の花はいつ咲くのだろうか、 咲いたら君になぞらえて見ることだよ」 と恋人に送った歌だったと思うが、 息子に送ってどういう意味があるのか、全く分からない。 それとも、「供えつつ」は意図的なのか。 もうお前のことは死んだと思って……、とか。