2011年6月29日水曜日

二時間ドラマ版「乱れからくり」

最低気温が 25 度を越える既に真夏。 最高気温は 34 度らしい。 風通しの良い日陰の芝生の上 1.5 メートルの百葉箱の中でね。

夕方から神保町の映画館で、 泡坂妻夫原作「乱れからくり」(佐藤肇監督/1982)を観る。 柴田恭平、古城都、主演。 東宝映画版の方ではなくて、円谷プロ制作のテレビドラマ版。 つまり二時間サスペンス。 実際、最後に「聖母たちのララバイ」が流れていた。 しかし、ねじ屋敷の庭の迷路の仕掛けなど、円谷プロの気合が入りまくり。 場内から「おおっ」と声が上がったくらい。 昔は二時間ドラマもこれくらい充実していたのだなあ。

映画のあと、近所のベルギービール屋で、 白とアンバーの生ビールを一杯ずつ、 鯖の燻製のマリネなど軽食を二皿食べながら、 「特捜部Q」(J.A.オールスン著/吉田奈保子訳/ハヤカワ・ミステリ 1848) を読む。 お湯の中のような猛暑の街を、徒歩で帰宅。