2011年4月14日木曜日

エセー読み

ラジオの地震速報で目が覚めたおかげで、 「古楽の楽しみ」をちゃんと聴けた。 7 時過ぎに起床。いつもの朝食。 お弁当を詰めて出勤。 昼食は持参のお弁当。梅干し、蕪の甘酢漬け、御飯。 てきぱきと作業をこなしたら、 夕方と言うにはあまりに早い時間に今日することがなくなったので、 さくっと退社。今日はちょっと暑いくらいの陽気だ。 帰宅して、お風呂に入り、 まだ日も高いうちから夕食を徐々に始める。 最初はマカロニサラダとヱビスビール。 「エセー 1」(モンテーニュ著/宮下志郎訳/白水社) を読みながら、ゆっくりと前菜。

「エセー」は宮下版が一番読み易い。 欠点としては、読み易さとの引き換えに「エセー」名物の(a),(b),(c) ヴァージョン表記を除いたことだろうか。 「エセー」は長い時間をかけて書き続けられたものなので、 複数の階層的ヴァージョンが存在する。 エセー読み(?)にとっては、この階層構造を読み解いて、 モンテーニュの考え方はこう変わって、こんなことを加筆したのだな、 などと合点するのが醍醐味の一つなのである。 しかし、そういったことを気にせずに、 すらすら直線的に読めるのも有り難いことで、 個人的には宮下版を第一におすすめしたい。 現在、4巻まで出版されているが、 無事に全7巻の翻訳を終えられるかがちょっと心配だけれど。

そしてメインは豚しゃぶと豆苗と大根おろしの温サラダにポン酢ドレッシング。 蕪の甘酢漬けと、大根の千切りの味噌汁、御飯。中国茶。 夜は「エセー」や、 「検察側の証人」(A.クリスティ著/加藤恭平訳/ハヤカワ文庫) などの読書。

金曜日は「反カジュアルデー」に決めたので、 明日は "Paul Smith" のスーツとネクタイの予定 (この時期に単身来日してくれた Sir Smith に感謝して)。 しかし、 同僚に「ハローワークに行くのだな」と思われたらちょっと嫌だなあ、 と思ったり、思わなかったりね(笑)。