2011年12月6日火曜日

ブショネと「3の法則」

昨夜はかなり熱があったのだが、 ウィルスよりも私の免疫システムが勝ったらしく、 朝になったら平温に下がっていた。 その代わり 11 時間も寝たけれど。 いつもの朝食のあと、お弁当を詰めて出勤。 昼食は持参のお弁当。タイ風焼きそば。 体調がまだ万全ではないので、夕方早めに退社。 冷たい雨の降る中を帰宅。 今日の夕食もタイ風料理。 鶏挽肉とバジルの炒めものかけ御飯に目玉焼きのせと、豚モツ肉の屋台風スープ。

今日は「3 の法則」というものを知った。 今、同じワインを続けて 20 本飲んだところ、 5 本がブショネだったとする。 20 本のうち 5 本ならば 4 本につき一本、 つまり 25 パーセントの割合でこのワインはブショネなのだな、と推測できる。 しかし、20 本のうちに、5 本ではなくて、一本もブショネに当たらなかったら? この生産者のワインは完璧にブショネフリーなのだ、と考えてよいだろうか。 流石にそれは評価が甘過ぎるだろう (スクリューキャップだったのでは、と言うツッコミはなしにしていただきたい)。 ブショネ率がけっこう高くても、 この 20 本がたまたま健全だったのかも知れない。

こういうときに使うのが「3 の法則」である。 既に飲んだ 20 本の 20 で「3」を割ればよい。 これがブショネが出る割合の上からの良い評価になる。 今の場合は 3 割る 20 で 0.15 だから、 このワインのブショネ率は 15 パーセント以下だろう、 とかなりの自信を持って言える。 もし、100 本続けて飲んでも一本もブショネに当たらなかったら、 3 割る 100 は 0.03 だから、ブショネ率は 3 パーセント以下だろう、 と評価できる。

さて、問題。この「3 の法則」はなぜ、成り立つのでしょう? 答は明日。
(難易度は、素朴に考えれば、ちょっと生意気な理系の高校生程度。 ベイズ推測を考慮しだすとベータ分布の議論が必要なので、 確率と統計の基礎知識が必要。)