2011年3月27日日曜日

地獄の眼球喰い

9 時近くまで寝てしまった。 昨夜、 「クリスマスに少女は還る」(C.オコンネル著/務台夏子訳/創元推理文庫) を読了。 うーむ、こりゃすごい。 十年以上前に翻訳された作品なので今さらだが、確かに評判通りの傑作だ。 普通ではない登場人物、 特に天才少年少女たちと元天才少年少女たちの造形と描写が絶妙で、 エピローグで明かされる仕掛けが「してやられた」と言うより、 衝撃的な感動に着地している。 超絶技巧とも評されているようだが、 その気になればいくらでもトリッキィに書けたはずで、 むしろ抑制されている方だと思う。 ちなみに、本文と訳者あとがきの間に挟まれている、 「編集部 KM」さんによる「映画についての註」が秘かに力作。

朝食は珈琲、トースト、チーズ、ヨーグルト、ブルーベリージャム。 午前中は洗濯、掃除機がけ、お風呂とトイレのそうじ、 と家事三昧。 昼食は鯵のひらき、菠薐草のおひたし、白菜と蕪の漬物、 じゃが芋と油揚げのお味噌汁、御飯。 ちょっと昼寝しようと思ったら、また 3 時間近く寝てしまった。 昨夜も普通の人の二、三割増しくらい寝たのだがなあ。 相変わらず、いくらでも眠れる。 夕方まで 「リスクにあなたは騙される」(D.ガードナー著/田渕健太訳/早川書房) を読む。夕食の支度。 ブロッコリのスパゲティ、豚肩ロースのステーキ。 食後に珈琲。夜も読書など。 クリスティ再読計画の第 16 冊目は、 「象は忘れない」(A.クリスティ著/中村能三訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)。