2011年3月12日土曜日

ミラクル

昨夜はもちろん私的なプロジェクトどころではなく、 今朝は寝不足のまま 6 時頃に目が覚めた。 昨夜、天才プログラマが置き土産にしていったインスタント焼きそばの朝食。 お風呂に入って身支度をし、しばらく TV を観てから、 ホテルを出て自宅に徒歩で帰る。猫も無事だし、被害は軽微。 特に書庫の書架群については意外にも、全く問題がなかった。 昨日の地震のときには高層階のオフィスにいたので、 相当長い時間ゆっくり水平方向に大きく揺れ続け、その間、 書架の列がドミノ倒しに次々倒れていく映画の一シーンを思い出していたくらいだったが。

自宅でいつもの朝食メニュと同じ、 ベーコンエッグとバゲットとチーズといった昼食をとる。 午後はこの土日を過す用意をする傍ら、情報収集。 夕方になって、早めに作っておいた夕食。 餃子、しめじと舞茸と葱のお味噌汁、御飯。 18 時少し前からライト一つ、TV, ノート PC だけの節電モードに入る。 関東の大規模停電の恐れはほぼ回避されたようだが、電力不足の傾向は間違いないので、 念のため。 夜は読書など。 「もっとも危険なゲーム」(G.ライアル著/菊池光訳/ハヤカワ・ミステリ 950)。

海外のメディアは、 最悪の大災害に対する無名の人々の冷静で整然としたモラルな行動に驚き、 「ミラクル」という言葉で讃える専門家もいたようだ。 しかし、本当のミラクルを見せるのはこれからだろう。 事態はタフだが、我々にはできる。