2011年3月15日火曜日

普通の日

ラジオ体操の音楽を夢うつつに聴きながら起床。 いつもの朝食。お弁当を詰めて出勤。 今日はまだあたたかい。しかし今夜あたりから冬の寒さが戻ってくるはず。 被災された人々と救援復旧に尽力されている方々に、 厳しい数日間がやってくる。 思うに、不幸には一つだけ良い面がある。同じ不幸の屋根の下、 老いも若きも男も女も、日本人も外国人も、健康な人も病人も、 何の差別も区別もなく、互いを支えあうチャンスだ。 普段通り当たり前の優しさや冷静さや礼を示すだけで、 人々の心に残るヒーローになれる機会だ。

出社。 通常は幕張にある本部やネットワーク関連の部署が臨時に引っ越してきて、 フロアに普段とは別の意味で、活気があった。 幕張は計画停電の対象区域なので、 意思決定とインフラの部署をこちらに移したのだろう。 素早く、正しい判断だ。 昨年の引越で既に引き払っていた別のフロアも、契約期間が残っているのか、 新たに設営して利用するようだ。 CEO や CTO がふらっとやってきて、調子はどう、と短い雑談をして行く。 昼食は持参のお弁当。御飯に梅干しと沢庵。 いつもの通り、昼休憩の散歩に出る。 三省堂はいつもよりやや空いていた。 省エネに暮らすと普段より読書が進むので、 気になっていたオコンネルの作品を三冊買って帰る。 「氷の天使」、「クリスマスに少女は還る」、 「愛おしい骨」(どれも C.オコンネル著/務台夏子訳/創元推理文庫)。 午前中には一つ、仕事熱心な人とのミーティングがあったが、 午後は主に CUDA の勉強などしていた。 16 時過ぎに退社。 珈琲豆が切れているので買おうと思っていたのだが、 後楽園のスターバックスは 16 時で閉店だった。

帰宅してお風呂に入り、17 時よりスーパー節電モードに入る。 夕食は、白菜と豚肉と豆腐の鍋。あとは雑炊。白ワインを少々。 読書は「ポアロのクリスマス」の続き。