「音楽の泉」を聞きながら、御飯を炊いて、朝食の支度。 鯵のひらきを焼き、他に胡瓜の酢の物、納豆、豚汁。 外はまだ暗く、冷たく雨が降っているようだ。 朝風呂のあと、寝床で猫と読書など。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 神々の復活(上)」(メレシコーフスキイ著/米川正夫訳/河出書房新社) を読む。 サヴォナローラに扇動された小児審問官の神聖軍が、 フィレンツェの町から科学や芸術や古典書籍などの「罪」を徴収し、 広場に山と積み上げて焼く場面など。 子供たちに書庫を襲撃された愛書家の老人が、 ソフォクレスだけは勘弁してくれと訴えて蹴り出されるところを読んで、 開高健が「最後の晩餐」に書いていた老舎の闇鍋のエピソードを思い出した。 その大釜のまわりにいるのはチャンサンリースーという人たちです、か……
昼食はカルボナーラ。午後も同じ調子で過し、 夕食はタイ料理風の豚肉炒めものかけ御飯と、同じくタイ風の葱としめじのヌードルスープ。 丁度、知り合いからパンが大量に届いたので、 そのうちからパン・オ・ショコラを一切れ、食後に紅茶と。 夜も読書と書き物など。