2012年2月12日日曜日

ウメサオ

またかなり寝坊してしまった。いくらでも眠れる。 朝食は珈琲、苺とヨーグルト、薄焼き煎餅。 洗濯と片付けをしてから、朝風呂に入る。 湯船の読書は 「旅する哲学」(A.ド=ボトン著/安引宏訳/集英社)。 今さらながらだが、今年の方針は「日常を旅する」にしようかなあ、 と思っていて、その教科書として。 昼食は、身欠き鰊の漬け焼き、黒豆、大根の漬物、春菊の味噌汁と御飯。

随分と天気も良いことだし、 あと一週間ほどで会期が終了する 「ウメサオタダオ展」 を観に、日本科学未来館に行く。 昨年、大阪の国立民俗学博物館で開催されていたもの。 すごいよ、梅棹先生。 ウメサオは情報社会の先駆者ではなく、むしろ未来だ。 この圧倒的な情報量を前にすると、 嗚呼、私は四十年以上もかけてしたことなんて質と量の両面でネグリジブルだよね、 と、ある意味、清々しいほどの虚しさを感じた。 そこで猛反省すれば良いのだが、 嬉々として民博版と未来館版の両方のスタンプを手帳に押して帰ってくる私だった。

夕方帰宅して、掃除に洗濯など家事あれこれ。 夕食は、鰊蕎麦。昼も夜も鰊で、ようやく食べ尽した。 夜は 「母への手紙・若き日の手紙」(サン=テグジュペリ著/清水茂・山崎庸一郎訳/みすず書房) を読んだり。