「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」 (S.ラーソン著/ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳/ハヤカワ文庫)、読了。 休暇中の読書その二、 「異星の客」(R.A.ハインライン著/井上一夫訳/創元SF文庫) を読み始める。
「異星の客」は、 唯一人火星で生まれ、地球人を全く知らずに育った主人公が地球に連れてこられて、 全く知らぬ社会と文化を持つ(我々)人間たちと出会う騒動を描く、 SF 版の「ガリヴァー旅行記」や「キャンディード」といった趣きのおとぎ話。 小さな字が詰まった創元社の文庫で 800 ページ近くある大作なので、 いつかまとまった時間に読もうと思っていたのを、実行。 タイトルの「異星の客」は、旧約聖書の出エジプト記の以下の箇所に因んでいるとか。 「彼男子を生みければモーセその名をゲルシヨム(客)と名けて言ふ 我異邦に客となりをればなりと」(2:22)