9 時起床。 寝室を出ると、扉の前で猫が朝食を待っている。 どんな猫でも欠伸をすると般若顔になるのは何故だろう。 珈琲とヨーグルトで目を覚ましてから朝昼食の支度。 鯵とアボカドの散らし鮨、卵と大葉の澄まし汁。 朝風呂に入って、湯船で 「金色夜叉(下)」(尾崎紅葉著/岩波文庫) を読んだあと、掃除機がけなどの家事。 午後も読書とか、本の整理とか家事をあれこれ。 「金色夜叉」を読了。面白かった。 こういう地の文の雅文調は絶滅したけれど、 大事な表現手段の一つを失ったような気がするなあ……。 それと関係はないと思うが、 着物類についての紅葉の詳細な描写を読んでいると、 我々の時代は着ている物についての描写力と読解力も失ったように思う。
大学勤務時代にお世話になった方より、 夕方、段ボール一箱分の野菜などが届く。 ご実家の畑の作物らしい。 これだけあれば、もう今月分の食材はばっちりだ。 ステーキ肉のおかげで今月は予算オーヴァしそうだったので、 なおありがたし。 巨大なひょうたんかぼちゃが食べ切れるか、ちょっと心配だけど。 夕食の支度。 前菜に夏野菜とトマトソースのリングイネ。 メインには、歯が悪いからではなくて玉葱が余っているので、 シャリアピン風ステーキ。 赤ワインを一杯だけ。食後に冷やした桃。