2010年7月31日土曜日

プラトンとリバモア

9 時起床。ああ良く寝た。 就眠儀式のプラトンが良いのだろうか。 ちなみに今は、「ゴルギアス」(プラトン著/加来彰俊訳/岩波文庫) を読んでいる。 御飯を土鍋で炊く間に少し雑用をしてから、朝食の支度。 秋刀魚の味醂干し、蕪の酢漬け、茗荷と若布の味噌汁、炊き立て御飯、ヱビスビール。 こういった立原正秋風の朝食、名付けて「立原定食」は週末だけにしている。 しかし、これが毎日可能な日々を目指して、奮闘努力中。 午前中は、洗濯に掃除機がけに月末の家計簿〆めに、あれこれ家事三昧。 昼頃、お風呂に入って湯船で投機家リバモアの伝記、 「世紀の相場師ジェシー・リバモア」(R.スミッテン著/藤本直訳/角川書店) を読む。 プラトンばかり読んでいては人生を悟り切って、 干物みたいになってしまうかも知れないと思って (既にそうなっているかも知れないが)、 波瀾万丈の俗物的人生の伝記を選んでみた。 しかし実際には、リバモアはなかなかに学究的かつ哲学的な人物だったようだ。

午後はしばらく昼寝をしてから、 夕方まで翻訳のあとがき、あとがき要旨英訳、原書宣伝など資料の翻訳をまとめ、 一通り確認してから編集者に送る。 夕食にまたカレーを作るべく、玉葱炒めから始める。 今日は、鶏手羽元を使ってチキンカレー。 茄子とオクラを添えて夏らしくしてみた。 食後に冷やしたプラムを一つ。 七月も終わったなあ……。