2010年6月6日日曜日

立原正秋の朝食

8 時起床。今日は洗濯日和の良い天気だ。 いつもの朝食のあと、 午前中は洗濯、掃除に、片付け作業など家事三昧。 居間から絨毯も撤去して、ずいぶんとすっきりした。 これでもう夏だ。 昼食のメインはトマト卵炒め。 他にもやしの花椒炒めと、長葱の味噌汁。 食後に昼風呂に入り、湯船で読書。 湯上がりにスパークリングのロゼを一杯だけ飲んで、 一時間ほど昼寝。 しばらく本など読んでから、食材の買い出しに行く。 帰宅して夕食の支度。 夕食は、鯵のひらき、しめじと水菜と油揚げの煮浸し、 冷奴に梅肉と鰹節、御飯と、長葱としめじの味噌汁。 日本酒を半合ほど。 御飯を炊いている間に、 鯵のひらきの焼き立てなどで日本酒を飲んで、 そのあと丁度、炊き立ての御飯が出来るように段取りをする。 炊き立てと言っても、 もちろん御櫃に入れてしばらく待つ時間も入れてのことだが。 NHK 教育 TV の日曜美術館で「長谷川潾二郎」を観る。 展覧会はあと一週間だが、平塚はちょっと遠いんだよなあ。 (「平明・静謐・孤高 -- 長谷川潾二郎展」

人生最後の晩餐の有力候補の一つは、 焼き立ての鯵のひらきに冷たい日本酒がいいかなあ。 いや、ビールでもいいかも知れない。 そのあとに、香の物と炊き立ての御飯に何かの味噌汁でも出れば言うことない。 高価でそれなりに美味しいものは色々あるけれど、 これくらいがつんと心の奥底から美味しいと思えるものが、 誰でも安価に手に入って毎日でも食べられる、 ってのは幸せなことだと思う。 ところで、立原正秋のご子息が正秋の朝食を語って、 「父の朝食は十時から十一時にかけて、昼食といっしょにとる。 まず小瓶のビールか、酒を一合飲む。 それから鯵かかますの干物に糠味噌漬、汁にごはん少々である」、 と書いていた。 日本に暮らしていれば誰にでもできるはずだが、 実際はほとんど誰にもできない。 あと、5 年くらいで(また)引退の予定なのだが、 今度は毎日そういう朝昼食から始まる生活がしたいものだ。