2011年5月8日日曜日

青空の日

今日は爽やかな青空。 風邪はようやく、ほぼ完治。 結局、風邪を治すのに連休全部かかってしまった。 主に家事と一人遊びの静かな一日。 買い物がてら近所を歩いていたら、ピアノ用の椅子が捨ててあった。 この家の人は最近よく色んなものを家の前に出しては、 「ご自由にお持ち下さい」と書いてある。 この椅子はちょっと欲しいなあ、と思ったが、 余程のことがなければ荷物は増やさない方針なのでやめておく。

湯船で本を読みながら、 明日からもずっと連休ならいいのになあ……と思ったところで、 ああ、それも可能なのだ、と気付く。 昔から、いつか、自分は生活のために稼ぐ必要がないようになりたい、 と思っていた。 そうなったら、働きたければ働いてもいいし、 好きなことを考えて、好きなように暮らしてもいい。 私はその日を華々しい、賑やかに祝うべき日のように、想像していた。 でもその日はいつの間にか訪れていて、 ふと気付いて静かに青空を見上げるような、そんな感じなのだ。 乾いていて、どこまでも遠く、自由で、寂しく、孤独で、ただ青い。 そんな日はいずれ、遅かれ早かれ、誰のところにも訪れる。