朝食をとりながら、 「私の保存食ノート」(佐藤雅子著/文化出版局) を読んで、ちょっとしんみり。
出社するとマネージャが珍しく早い時間から来ていて、 いかに佐賀が素晴しいところか熱心に説明される、朝のティータイム。 以前に旅行してすごく楽しかったそうだ。 次に行くときは、陶器を大人買いしたい、とか。 普通は「大人買い」という言葉は、 ビックリマンチョコを一箱とか、 「いつもポケットにショパン」全4巻とか、まとめ買いするときに使うんじゃないかなあ。 そもそも子供は唐津焼を買ったりしない。 「陶器を大人買いって……百万円分とか?」 と恐る恐る訊いてみたら、「そんな感じで」と言っていた。
夜は湯船で、 「苦い林檎酒」(P.ラヴゼイ著/山本やよい訳/ハヤカワ文庫) を読み返す。 今日、気付いたことに原題は "Rough Cider" なのだなあ。 "rough" という単語にはそういう用法もあると初めて知った。