2011年1月15日土曜日

Tremendous Trifles

9 時起床。ああ良く寝た。 珈琲、トースト、梅ジャム、ブルーベリージャム、ヨーグルトの朝食。 今日は久しぶりの曇り空。 とは言え、予報を見る限りでは、当分、雨も雪も降る気配はない。 午前中はあれこれ家事のあと、朝風呂。 湯船での読書は統計学の初歩の教科書。 昼食の支度。菠薐草と茹で卵入りのかけ蕎麦。 午後は主に読書。 「ディーン牧師の事件簿」(H.ホワイト著/高橋まり子訳/創元推理文庫)、 "Tremendous Trifles" (by G.K.Chesterton) など。 チェスタトンの "Tremendous Trifles" は一つ読み返す度に、 一つ賢くなる気がする。 これらが新聞の論説だったとは信じ難い。 翻訳「棒大なる針小」が品切れ中なのは残念だ。

「最善の宗教的徳性における、例えば本当のキリスト教においてもそうだが、 二三の大胆なる真実の一つは皆に共通していて、 その主張は、白も色である、ということである。 徳とは悪徳を持たないことでも、道徳的な危険を避けることでもない。 それは痛みや、特別な香りのように、鮮烈で独立したものだ。 慈悲とは残酷でないことでも、人を復讐や罰から許すことでもない。 それは太陽のように、平明でポジティヴなものだ。そして、 人はそれを見たことがあるかないかである。

純潔とは性的な過ちを自制することではない。 それはジャンヌ・ダルクのように、燃え上がる何ものかだ。 一言で言えば、神は様々な色で世界を描かれるが、 白で描くときほど、豪奢に、ほとんどけばけばしいまでに、描くことはない。……」

"A Piece of Chalk"(in "Tremendous Trifles" by G.K.Chesterton) より試訳

またお風呂に入ってから、夕食の支度。 御飯を炊いて、おでんの残り、鰯の生姜煮、菠薐草のおひたし、 切干し大根と昆布の煮物。 今年の地味な目標の一つは、 毎日、食卓に一汁三菜を出す、ということなのだが、かなり難易度が高い。 世の中の兼業主婦や主夫は偉いね。