2011年1月9日日曜日

アルゴリズム

9 時起床。 珈琲、トースト、梅ジャム、ヨーグルトの朝食。 今日もまた良い天気だ。気温も比較的高いらしい。 家事をしたり、読書をしたり。 昼食は砂肝と長葱のアーリオオーリオ。ワインを一杯だけ。 食後に珈琲。 午後は趣味のプログラミングと読書。 「もうすぐ絶滅するという紙の書物について」(U.エーコ&J=C.カリエール著/工藤妙子訳/阪急コミュニケーションズ)、読了。 大変に面白かった。 カバーや各章の表題など、本自体にちょっとした仕掛けがあるのは、 内容を意識しているのだろうか。

夕食は、炊き込み御飯とレバニラ炒め、もろきゅう、豆腐のお味噌汁。 食事していたら、実家から小鰯を圧力鍋で炊いたものと麺類などが届いた。 夜は鰯をあてにワインを飲みながら、 「プログラマが知るべき 97 のこと」(K.Henney 編/和田卓人監修・夏目大訳/オライリー・ジャパン) を読んだり。

「世界を変えた手紙」(K.デブリン著/岩波書店) の amazon でのランキングを一時間毎に追跡して、 本の売れ行きを計算する自作のスクリプトを走らせている。 昨日まで何の問題もなく動いていたのだが、 今日はいくつか不具合が現れ、そのおかげで良いデバグが出来た。 原因は、今日になって急に本が売れ始め、 かつてない上位層にランキングが張り付いたままになったため。 こういうことは「滅多にないだろうから無視できる」と仮定していたので、 時系列データから「本が売れた」と判断するアルゴリズムがうまく働かなかったのだ。 細かい話だが、 本が売れたことと関係なくランキングが少し移動するノイズがあって、 判断がちょっと面倒なのである(しかも、全て仮説に基いているので、 本当に正しいかどうか不明)。 ちなみに、急な売り上げ上昇は、 どうやら今日の日本経済新聞の読書欄で紹介されたおかげだったらしい。 よほど好意的な書評だったのだろうか、とちょっと気になる。 採りあげていただいただけでも、ありがたいことであるが。