今朝も雨。 雨が降ると余計に眠れるんだなあ…。 本を届けに来たクロネコヤマトさんに起こされた。 本と言っても、料理本だけど。 珈琲、タイムと玉葱とオリーヴ入りのパン、ヨーグルト、ブルーベリーの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて、雨の中を出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 塩鮭、鶏の砂肝の大蒜炒め、里芋、小松菜のおひたし、切干し大根。 17 時くらいに退社して、 雨の中を帰る。 スーパーで買い物をして帰宅。
帰宅して、酢橘を搾った鯛のおつくりで賀茂鶴を半合ほど。 鯛の残りを昆布締めにしておく。 一服してから、夕食の支度。 鶏もも肉の照り焼き、切干し大根、蕪の酢漬け、御飯、茗荷と若布の味噌汁。 九月も終わった。今年もあと三ヶ月かあ。
十蘭を読んでいると、今の日本人には、と言うより今の私には、 もう理解できない日常の描写が多い。 「栗梅の紋お召の衿もとに白茶の半襟を浅くのぞかせ、 ぬいのある千種の綴錦の帯を高めなお太鼓にしめ、 羽織は寒色縮緬の一つ紋で、振りから、大きな雪輪の赤い裏がみえた」 と書かれていても、ほとんど目に浮かんでこない。 この着方は、 「三十歳ぐらいのひとの着付だが、十八、九の若さで、 ちっともおかしくないというのは、これは、たいへんなひとなのだなと思った」 ということらしくて、 この若い女性の人物像がほのめかされているのだが、ピンとこない。 我々は、と言うより私は、だが、もう色んな教養を失ってしまっているのだな、と思う。