2010年9月13日月曜日

「気品ある海から堕ちた船乗り」

午後も早い時間に研究打ち合わせを終えて、 新幹線で東京に帰る。 東京、蒸し暑すぎるよ……。 地下鉄で、太陽の活動が弱まる周期に入るため地球に寒冷期、 または氷河期が戻ってくる、という広告を見て、 それが本当ならどんなにいいだろう、と思った。 世界中が雪と氷に包まれたら、どんなに美しく素晴しいことだろう。 J.G.バラードは色んな理由で世界が滅びる小説を書いたが、 この手は使っていたかなあ。 帰宅して、即シャワーを浴びる。 午後いただいた梨を冷やして食べる。

新幹線の中でわずかに読み残した 「追跡する数学者」(D.ベイジョー著/鈴木恵訳/新潮文庫) を、帰宅してから読み終える。 時折、入りこむエロティシズムが無駄なような気がしたが、 なかなか面白くは読めた。 この小説の中には、色んな小説が出てきて、 日本文学も一つ含まれていた。それが次のタイトル。 クイズ: 海外では「気品ある海から堕ちた船乗り」 ("The Sailor who Fell from Grace with the Sea")と訳されている、 日本文学のタイトルは何でしょう?