2010年9月17日金曜日

眼をあげよもの思ふなかれ秋ぞ立つ

8 時半、起床。涼しくて良く眠れる。 ま、普段からとても良く眠れてるんだけどね。 今日は晴天で 30 度くらいまでは気温が上がるらしいが、 朝の涼しさは完全に秋だ。 珈琲、トースト、ヨーグルト、ブルーベリーの朝食のあと、 週末スペシャル弁当を詰めて出勤。 もっと手をかけるつもりだったのだが、 結局、おかずの残りを詰めるだけになってしまった。 しかも、俵型のおむすびは作ったことがなかったので、 納得のいかない出来。 出勤して、午前午後とお仕事。 昼食は持参の週スペ弁(略してみた)。 17 時半くらいに退社。

帰宅して、シャワーを浴び、 鶏手羽元肉と長葱のラー油和え、酢キャベツのベーコン蒸しの二品で、 ヱビスビールを一杯。 やれやれ、いよいよ私にも夏休みが来た……。 でも、その期間がぴったり二校のゲラ校正。 そのあと、バジルのスパゲティーニ。

今日は牧水忌。 「眼をあげよもの思ふなかれ秋ぞ立つ、いざみづからを新しくせよ」。 若山牧水、享年四三。 最近思うに、人生五十年、とは良く言ったものだ。 日本人は長命とは言え、 私の歳になると五十を前に亡くなった身近な人を、 いくつも指を折って数えられるものだ。 実際のところ、これくらいまでは元気で生きられるだろう、 あるいは思うように生きられるだろう、 と信じられるのは、せいぜい五十じゃなかろうか。 明日に死ぬかのように今日を生きなさい、 と古賢は口をそろえておっしゃったものだが、 そのように生きられたことは、私には一日だってない。 それに比べ、五十で死ぬつもりで生きる、 あるいは、身を引くつもりで生きるのはずっと易しそうだ。 そして、実際に五十になったら、 今度こそ、明日に死ぬかのように今日を生きるのだ。 練習のあとだから、少しは易しくなっているだろう。