2009年4月14日火曜日

ウィズダム

7 時半起床、珈琲とオレンジジュースとクロワサンの朝食。 定時に出勤。今日もあたたかくて良い天気だが、 夜からは大雨になるそうだ。午前、午後とプログラミングに励む。 と言っても、実際は昨日書いたところの手直しがほとんど。 色々教えてもらったので、 型と関数をプロジェクト用のものに直すこともできた。 しかし、そうすると型をエディタが認識して色付けしてくれないのが気になり、 エディタの設定ファイルをいじっている内にお昼時。 昼食は近所のタイカレー屋さんにて。 本屋でまた「さよなら、愛しい人」を買うかどうか迷って、 結局買わずに社に戻る。 午後も同じ調子で、仕事をしたり、仕事をするふりをしたりして定時まで過す。

毎日、仕事の最後は、「ウィズダム・メモ」のバックアップ。 細かい設定や、どこになにがあるのか、とか、 どこにも書いていないがこういうことになっている、というような、 ささやかな情報をメモしているもの。 三歩あるくと忘れるというほどではないが、 最近の私は、 書き留める前に三つ何かすると忘れるので、 このメモはかなり重要。 例えば、それはどこそこにありますからこうして下さい、と聞いたあとに、 エディタの色付け設定をして、一箇所目についたバグをとって、 エスプレッソを飲んだら、もう忘れている。年はとりたくないものだ。 若いあなたは笑っているかも知れないが、明日は我が身ですよ。

それで思い出したのだが、ある大変偉い数学者の御老人の話である。 その話をうかがった時点で 70 歳近かったと思うのだが、 私にこうおっしゃっていた。 最近、自分は駄目になったと思う、数学がまるでできない、 その理由を考えてみるに、頭の中で自由に動かせる領域が減ったことが大きい。 昔は、ああして、こうして、ここはこうなって、一方でここはこうなるから、 あちらではこう、そっちではこうなってこう、と頭の中で考えられたのだが、 今では全部ノートに書かないと分からないし、 そうすると局所的にしか考えられないので、まともなことはできない。 という話だったのだが、 そういう問題が生じ始めたのが 70 歳の最近だったとすると、 それはすごいことだね。

夕食は豚肉、もやし、韮などの炒麺。 赤ワインを一杯だけ。食後に珈琲と、ティラミス。