2010年1月9日土曜日

原美術館

8 時に目が覚めた。寝床でしばらく、 「歴史 (中)」(ヘロドトス著/松平千秋訳/岩波文庫) を読んでから起き出す。 今日も良い天気だ。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食。 掃除機がけをして、キッチンの掃除をし、 ついでに冷蔵庫の中も整理した。 投稿していた共著論文が一発アクセプトされたと共著者から連絡。 目出度い。そういうこともあるんだなあ。 朝風呂に入って、湯船で 「インセンティブ」(T.コーエン著/高遠裕子訳/日経BP社) を読む。 昼食は久しぶりにカルボナーラを作った。一緒に白ワインを一杯だけ。

食後の散歩に、品川へ。 天気も良いので駅から徒歩で 原美術館 を訪ねる。ゆっくり歩いて 20 分くらいだろうか。 住宅街の中にある、ちょっと大きいお屋敷のような感じ。 原美術館は現代美術が専門で、しかも私立、という珍しい美術館。 実際、もとは私邸だったのである。 前庭と中庭もこめてこの建築が素晴しい。こんな家に住んでみたいものだ。 展示を一通り観て、中庭に面した「カフェ・ダール」で一服。 このカフェ部分はもとはテラスだったと思われる。 庭を観ながら、生ビールを一杯だけいただく。極楽極楽。 中庭とこの部分だけでも、買い上げられないものだろうか。 受付でパンフレットなどをもらい、いくつか税制の質問をして帰る。 品川まで来たついでに、 目の保養のため「ディーン・アンド・デルーカ」に立ち寄る。 D&Dは何でも高いが、消費欲を刺激する場所だ。 喉が乾いているところに(東京は連日晴天の乾燥注意報)、 冷たい日本酒の試飲を勧められ、 あまりの美味しさに買ってしまうところだった。 私は日本酒が好きなので、自宅では飲まないことにしている。 それを思い出さなければ危険だった。 また、パン類のコーナーでは、 同じ値段で 10 枚はある食パンが家に残っていることを思い出さなければ、 一個 250 円もするクロワサンを買ってしまうところだった。 でも、ものすごくいい匂いがしてたなあ……、剣呑剣呑、つるかめつるかめ。 私が思うに、 フランスの美味しいものと大量の超上質のバターとの間には、 いかがわしい秘密の関係がある。

電車を乗り継いで 16 時頃に帰宅。 歩き疲れたので、またお風呂に入った。 夕食は御飯を炊いて、キムチ肉豆腐など。赤ワインを一杯だけ。