2010年4月18日日曜日

「最後の晩餐」/「ロマネ・コンティ・一九三五年」

9 時起床。きっちり 8 時間寝た。 今日は久しぶりの晴天。気温も上がりそう。 珈琲とトーストの朝食。 午前中は翻訳作業。 昼食の支度の前にお風呂に入って、湯船で ``The Science of Fear" (D.Gardner 著/ A Plume Book, Penguin) を読む。面白い。 昼食は鶏と白髪葱の饂飩、胡麻油風味。 食後に少し翻訳をして、一冊最後まで翻訳終了。 これから一ヶ月くらいかけて推敲し初稿を作る予定だが、 とりあえず編集者にメイルで送っておく。 と思ったら、サーバエラーで戻ってきた。 出版社のメイルサーバが倒れているのだろうか。 明日また試してみよう。 午後は昼寝から。小一時間、のつもりだったが、 二時間以上寝てしまった。

夕方またお風呂に入り、 湯船で「最後の晩餐」(開高健著/光文社文庫)を読む。 食について書かせたら、ある意味、日本で最強だと思うのは開高健だが、 今の人にはちょっと重過ぎるのだろうか、過小評価されているような気がする。 滅菌された表層的なエッセイとも言えないエッセイが横行する昨今、 開高健とともに、人は両親以外は何でも食べるものだという、 人間の業とレ・バ・フォン、つまり、 どん底を見つめなおすがよろしいのではないか。 それはさておき、その表現力をとってしても、 料理やワインについて言葉で表現することを生業にしている方々は、 開高健の「ロマネ・コンティ・一九三五年」(文春文庫、所収) の描写を越えよう、または水準にしようと思っているのだろうか。 それも時代遅れとされているのだろうか。 夕食は御飯を炊いて、親子丼。 玉葱を使いたかったので、伊丹流ではない。 油揚げと長葱の味噌汁。食後に「吉田蔵」を半合だけ。 夜は休暇らしく、特に仕事もせず読書をしたり、 お弁当のおかずを仕込んだり。