2011年8月28日日曜日

菊正宗とツヴァイク

いつものように 10 時間ほど寝て、起床。 珈琲のあと、朝食の支度。 伊丹流の猫まんま、若芽とブロッコリの軸のお味噌汁、 牛蒡と人参のきんぴら。 洗濯を洗濯機に任せて、その間に朝風呂。 湯船では会計の教科書を読んだ。 いつものように 3 時間ほど昼寝。 お茶を飲んで一服してから、掃除機がけをして、洗濯物を畳む。 冷蔵庫がほとんど空だが、買い物に出るのが面倒なので、 夕食は乾物でどうにかすることにする。 珈琲豆も切れていて明日の朝が確実に辛いことも、 外出の億劫さには勝てなかった。 夕食は、高野豆腐と乾燥若芽を戻して煮物にし、 他にきんぴらと、稲庭饂飩で済ませておく。 つゆは一番だしに薄口醤油と味醂をあわせた八方地。

お風呂に入って、湯船で 「交遊録」(吉田健一著/講談社文芸文庫) より「木暮保五郎」の章。 木暮保五郎は文士でも学者でも政治家でもなく、 「菊正宗」の醸造家。おかげで他の章と違う味わいで、 吉田健一の酒飲みの部分が出ていて面白い。 夜はツヴァイクの短編などを読む。 ツヴァイクは普通の日にいい。 最近亡くなった俳優の児玉清は、ツヴァイクを愛読していたそうだ。 特に短編「チェスの話」が好きだったとか。 私なら「書痴メンデル」かな。