今日も涼しい。 これなら昼休みに神保町散歩が出来る。 新刊書店で「数学基礎論講義」(田中一之(編著)・鹿島亮・角田法也・菊池誠/日本評論社) を買った。
夜は「数学基礎論講義」を読んだり。 基礎論や記号論理学は、普通の(?)数学とはまた違った面白さがある。 専門家に怒られそうだが、意味のないところがいい。 無意味さに心が洗われる感じ。 「Aでないならば『AならばB』」はいつも真です、とか。 いや、その意味ではどんな数学にも意味はない、と言われるかも知れないが、 もう一段深い意味で、意味がない、感じがする。 うまく伝えられないけれど、そんな感じ。 私の基礎論の知識は、通俗的な読書を除けば、 学生時代に教養課程の講義で「記号論理学」を履修したのと、 やはり学生時代に自分でゲーデルの論文を読んだのがほぼ全てなので、 分野自体を大いに誤解している可能性はある。