8 時過ぎに起床。 珈琲、トースト、ヨーグルト、キウィの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 何がきっかけだったのか、 海原千里万里の「大阪ラプソディ」が耳について離れない。 昨日よりまた今日はー♪…… と口遊みながら出社。 午前、午後とお仕事。 昼食は「確率論と私」(伊藤清著/岩波書店)を読みつつ、持参のお弁当。 ごま鯖の照り焼き、豚肉と玉葱の塩炒め、だし巻き卵、 蓮根と蒟蒻のきんぴら、小蕪の酢漬け。
伊藤先生の回想によれば、 高木貞治先生は一回生相手に「解析概論」の全体を一年で講義したそうだ。 各回50分(しかし、必ず 15 分遅れて始まるので実質 30 分)が週 4 回あったそうなので、 大体週に 2 時間程度である。今より少し多いが、それでもすごいスピードと内容だ。 「先生の講義は悠揚迫らずという感じでしたが、 同じことを二度くりかえされないのが特長で、熱心に聞いている必要がありました」 (「確率論と私」pp.12) という記述のあたりが味噌だったのだろうか。 そのすぐ後に、「一回三十分余りで、必ず一つのトピックをすまされるので、……」、 とも書かれていて、これもポイントかも知れない。 私なんか、一回の講義の中で同じことを常に三度以上話していたし、 一時間半でトピック一つが終わらないこともざらだった。 私はルベーグ積分の一通りを半年で講義したことがあるが、 ルベーグ積分論は微積分よりずっと簡単だし高回生相手だったので、 全く比較にならない。
午後も粛々とお仕事。 なんだかあれこれ仕事があって、自分のしたいことができない。 まあ、被雇用者とはそのようなものだが。 すちゃらか社員なので 17 時くらいに退社。 帰宅して、夕食の支度。 冷奴、焼き茄子、豚肉と長葱の炒麺。 白ワインを一杯だけ。 食後に紅玉を一つ。