2010年10月10日日曜日

神保町を逆散歩

昨夜「伝奇集」(J.L.ボルヘス著/鼓直訳/岩波文庫)を読了。 プラトンの「国家」も毎日ちびちびと読み進めているが、 まだ下巻の最初のあたり。

9 時くらいに起床。 珈琲とヨーグルトとブルーベリーで目を覚ます。 今朝もまだ雨が残る曇り空。洗濯は明日に延期。 掃除機がけの他、家事をあれこれ。 朝昼食は鮭を焼いて、きんぴらごぼう、浅葱入りのだし巻き、 三葉のお味噌汁、御飯。 お風呂に入って湯船で 「失われし書庫」(J.ダニング著/宮脇孝雄訳/ハヤカワ文庫) を読む。 午後は寝台でしばらく猫とうたた寝とか、読書とか。 午後には雲も薄くなり晴れ間も見えるようになってきた。 折角の連休だから、と思って、夕方近くなってから神保町に散歩に行く。 良く考えたら、平日の昼休憩と同じだけど。

せめて方向くらいは逆にすることにして、 普段あまり立ち入らない九段下方面から出発してみる。 まず、「二十世紀記憶装置@ワンダー」に入り、 二階の文庫コーナーで岩波文庫の中勘助の随筆などを物色。 折角なので、一階でシムノンを探したり。 ここから駿河台下に向かって、 適当に古書店を一つ一つひやかして行く。 「矢口書店」の外の壁の百円均一棚でポケミスを一冊買った。 途中で一本裏の道に移る。 「スヰートポーヅ」が閉まっているのを見て今日が日曜日だったことに気付く。 何となく土曜日のように思っていた。 うーん、胃袋は包子(ポーヅ)用に準備されていたのだが。 「上海朝市」で飲茶にする手もあるな……と思いつつ、 「ボヘミアンズ・ギルド」の二階で一服。目の保養。 つい平日の癖で「三省堂本店」に入る。 「卵をめぐる祖父の戦争」(D.ベニオフ著/田口俊樹訳/早川書房) など、新刊をあれこれ買ってしまう。 もうここまで歩いて来てしまったので、包子は諦めて、 夕食は「エチオピア」のチキンカレー(10倍)。

帰宅して、またお風呂。湯船で 「犬 他一篇」(中勘助著/岩波文庫)より「島守」を読み始める。 今日は固有名詞の多過ぎる日記だった。ちょっと反省。