2010年10月11日月曜日

今日はミステリ三昧

10時頃起床。 昨夜、 「失われし書庫」(J.ダニング著/宮脇孝雄訳/ハヤカワ文庫) を読了するまで止められず、夜更かししてしまっため。 元刑事の古本屋が主人公のシリーズだが、 リチャード・バートン(「千夜一夜物語」の翻訳者のバートン) がテーマの歴史ミステリの格好になっている。 歴史ものが面白くなってきたのは歳のせいかのう……。

ヨーグルト、ブルーベリーで目を覚まして、洗濯などの家事。 朝昼食の支度。 オープンサンドウィッチ(ツナと玉葱と胡瓜、ハムと胡瓜の二種類) と珈琲。 お風呂に入って、湯船で 「オックスフォード運河の殺人」(C.デクスター著/大庭忠男訳/早川書房) を読み始める。 歴史ミステリつながりで。 なんだか、モース主任警部ものがしみじみ面白くなってきたのは、 私にもモースばりの孤独な独身中年の渋みと愛嬌がついてきたからだろうか。 夕方になって近所のスーパーに買い出しに行く。 帰宅して、「オックスフォード運河の殺人」をしばらく読み、読了。 いやー面白かった。 普通、ミステリは何度も読んで面白いものではないのだが、 内容をすっかり忘れていた。 デクスターはこういうことが多い。 「キドリントンから消えた娘」など、 結局なにがどうなってどの推理が正しかったのか、 しばらくすると全く思い出せない。

夕食の支度。 伊丹流の親子丼、きんぴらごぼう、三葉の御澄まし。 夜はグールドのブラームスなど聞き流しながら、 おかずを仕込んだり、本を読んだり。 「殺す手紙」(P.アルテ著/平岡敦訳/早川書房)を読み始めた。 ポケミスなのになんと、一段組。 ぎっしり二段に組んだ読み難さが個性だったが、 この判型で一段になってみると無茶苦茶に読み易い。 湯船で読み終えられそうなくらい。 今回きりの試みかも知れないが、 これから短いものは全部一段組にしてくれてもいいなあ。 おかず作りは、 タンドリーチキンとオニオンスライスの和えもの、 三葉入りのだし巻き卵、 しめじと蒟蒻のきんぴらカレー風味、 高野豆腐の煮物。