2011年2月10日木曜日

難読ひらがな

6 時に目を覚まして、 「バロックの森」を聴きながらプラトンの「法律(上)」 を読む清らかな朝。 7 時に起床して、 ベーコンエッグ、ポテトサラダ、珈琲、トースト、ヨーグルト、 ブルーベリージャムの朝食。 お弁当を詰めて出勤。 今日もかなり寒い。 どうやら西から雪が近付いて来ているらしい。 昼食は持参のお弁当。ゼブラ印のお弁当缶に入れた、ビーフカレーライス。 昼休憩に近所の新刊書店で 「玉子ふわふわ」(早川茉莉編/ちくま文庫)を買う。 卵についてのアンソロジーなんて、良く思いついたものだ。 16 時半くらいに退社。 帰宅して、お風呂に入り、湯船で「玉子ふわふわ」を読んでお腹を空かせてから、 夕食の支度。 鶏団子鍋。鶏団子と小松菜と長葱だけのシンプル鍋。 「酸っぱい葡萄」のラベルの白ワインを一杯だけ。 鍋のあとは玉子饂飩。美味しい。今日の鍋は計算通りだ。

職場で、隣の天才プログラマが「このひらがな読める?」 と妙なことを訊くので、画面を見てみると読めない。 数字の「5」のようなこの文字「ゟ」 (Unicode: U+309F, JIS X 0213: 1-2-25) は本当にひらがななのか。 彼は、1 ページに情報が凝縮された「チートシート」 の類を蒐集するという天才らしい趣味をもっているのだが、 そのホビーの活動中、文字コード表の中にこの文字を見つけたという次第。 何かの間違いかとさえ思ったが、実際に存在するひらがなで、 現在でも新聞の求人広告などで使われているらしい。 例文としては、宮本百合子の小説「街」より、 「ペトロフサマ シブヤにて アナタノトヨ子」、など。 この難読ひらがなの仲間に、難読カタカナ「ヿ」 (Unicode: U+30FF, JIS X 0213: 1-2-24) というのもある。 例文、夏目漱石の「我輩は猫である」中篇自序より正岡子規の手紙文から 「僕ハ迚モ君ニ再会スルハ出来ヌト思ウ」、など。 教養ある大人は読めるものなのだろうか。