2009 年 3 月 31 日で "Silent Life of Dr. Hara" の更新を停止し、 4 月 1 日から、日々の更新はこちらの "The Return of Dr. Hara" に引越します。 これからもご贔屓に。 仕事は変わりましたが、ポストの内容は今までと特に変わりないと思います。
2009年3月31日火曜日
2008年12月27日土曜日
Tao 9-0
今日の "The Tao of Programming"(G.James/InfoBooks)。原による試訳。
マスタプログラマはかく言われた。
「君が去るべき時が来た」
「プログラミングのタオ」 第9の書「結語」、9-0章
2008年12月26日金曜日
Tao 8-1
今日の "The Tao of Programming"(G.James/InfoBooks)。原による試訳。
新米が師に尋ねた。 「一つのコンピュータ会社がその他の全部をあわせたより大きいようです。 その会社は小人の国の巨人のように競争者の上を遥かに抜きん出ています。 そのどの部署の一つも業界を形作れるようです。どうしてなのですか?」
師は答えた。 「どうして君はそんな馬鹿な質問をするのかね? その会社は大きいが故に大きいのだよ。 もしその会社がハードウェアしか作っていなかったら、誰もそれを買わないだろう。 もしソフトウェアしか作っていなかったら、誰もそれを使わないだろう。 もしシステムの保守をしているだけだったら、人々は召使のように扱うだろう。 しかし、その会社はこれら全てを合わせ持っているのだから、 人々は神のように思うのさ! その会社は戦おうとしないことで、何の苦もなく征服するのだね」。
「プログラミングのタオ」 第8の書「ハードウェアとソフトウェア」、8-1章
Tao 5-4
今日の "The Tao of Programming"(G.James/InfoBooks)。原による試訳。
良い農夫が自分の植えた作物を放置するだろうか?
良い教師がもっとも目立たない生徒とは言え見逃すだろうか?
良い父親が一人の子供でも飢えさせることがあろうか?
良いプログラマが自身のコードのメンテナンスを断るだろうか?
「プログラミングのタオ」 第5の書「メンテナンス」、5-4章
2008年12月25日木曜日
Tao 4-4
今日の "The Tao of Programming"(G.James/InfoBooks)。原による試訳。
ワン王子のプログラマがソフトウェアのプログラミングをしていた。 彼の指先がキーボードの上で踊った。 プログラムは一つのエラーもなくコンパイルされ、 そのプログラムは優しい風のように動作した。
「素晴しい!」とワン王子は叫んだ。「おぬしの技術は完璧だ」。
「技術?」と言って、プログラマは彼の端末から振り返った。 「私が従っているのはタオ、すべての技術を越えたところにあるものです。 私がプログラミングを始めたときは、 プログラム全体を一つの塊として眼前に見ておりました。 三年後、私はもはやこの塊を見ませんでした。 代わりに、私はサブルーチンを使いました。 しかし今、私は何も見ません。全ての存在が形を持たない空虚としてあるのです。 私の感覚は何もせず遊んでいるだけです。
私の精神は、計画なしに思うままに働き、その性質そのものに従います。 簡単に言えば、私のプログラムが自らそれ自身を書くのです。 確かに、ときには困難があります。私は困難に出会うと、 ペースを落として、静かに観察します。 そして、私がプログラムの一行を書き換えると、 困難は漂っていた一吹きの煙のように消え失せます。 そして私はプログラムをコンパイルします。 私は静かに座り、仕事の喜びが私の存在を満すにまかせます。 私はしばらく目を閉じてから、そしてログオフするのです」。
「私のプログラマたちが皆、このように賢かったらなあ!」 とワン王子は言った。
「プログラミングのタオ」 第4の書「コーディング」、4-4章
Tao 2-0
今日の "The Tao of Programming"(G.James/InfoBooks)。原による試訳。
マスタ・プログラマはかく言われた。
「三日間、プログラミングなしに過したら、 人生は無意味になる」。
「プログラミングのタオ」 第2の書「古の師たち」、2-0章
2008年12月24日水曜日
Tao 6-0
今日の "The Tao of Programming"(G.James/InfoBooks)。原による試訳。
マスタ・プログラマはかく言われた。
「プログラマを多く、マネージャを少なく。 さすれば、全てが生産的になるであろう」。
「プログラミングのタオ」 第6の書「マネジメント」、6-0章