札幌にしばらく滞在中。今日は小樽まで鈍行で往復してみた。小樽港で氷点下の吹雪と深い緑色の海に心が洗われた。夜はススキノへ。鮨屋にて、近海もののあれこれ、地元の米と酒。
私は特に鉄道に興味がないのだが、小樽への車窓の風景はなかなか良かった。列車の旅は良いものだな、と。振り返ってみると、一ノ関と気仙沼との間の大船渡線も味わいがあった。二両だけのワンマン電車で、内装はどう見ても市バスなのだが、快速に「スーパードラゴン号」なんて名前がついているところも素敵。
--- Silent Life of Dr. Hara, II
``The initial mystery that attends each journey is:
how could the traveller reach his starting point
in the first place."
(「全ての旅にまつわる最初の謎:
その旅人はそもそもどうやって出発点に辿りついたのか」)
ルイーズ・ボーガン(詩人)、訳文は原による。