2012年1月30日月曜日

姉弟の仲

今朝から朝食を和風にしてみることにした。 納豆、生卵、黒豆、蕪の酢漬け、御飯、里芋と蕪の味噌汁。 お弁当を詰めて、出勤。9 時前に出社した。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。鰻のひつまぶし、蕪の酢漬けと……黒豆。 昼休憩に新刊書店で「ファインマンさんの流儀」(L.M.クラウス著/吉田三知世訳/早川書房)、 古書フェアで雑誌「現代思想」(青土社)のドゥルーズ緊急特集号(1996 年 1 月号) を買う。 夕方、退社して、果物屋で悩んだ末に林檎を買って帰宅。 夕食は御飯を炊いて、真鰯の丸干しを焼き、高野豆腐の煮物、しめじと若布の味噌汁と……黒豆。 鰯はちょっと焼き過ぎた。干物を焼くのは難しいな。

「緊急特集号」は言うまでもない、ドゥルーズの自殺事件を受けての特集。 フランス現代思想が何故か日本で大ブームになった時代に若者だったので、 私も色んな意味でその影響を受けていると思う。 と、最近、自分で認められるようになった。 昔はそういう知的スノビズムみたいなものが嫌でたまらなかったが、 今はけっこう素直に、 私はバルト、フーコー、ドゥルーズ(&ガタリ)については好きだし、 影響も受けています、と答えられる。 この三人は既に故人だがそれぞれに、交通事故、エイズ、自殺という、 どことなく各々の思想について考えさせられるような亡くなり方をしたのが興味深い。 良く指摘されることではあるけれども。

ところで、この特集号に香山リカさんが寄稿した文章を読んで、 彼女の弟との仲の良さとYMOオタクぶりは、 昔から一貫しているなあ、と変なところに感心した。 つい先日、この姉弟の二人がラジオのYMO特集番組のパーソナリティをしているのを聴いて、 どこまで仲ええねん、 と思ったばかりだったので。