9 時過ぎに起床。 洗濯機をしかけて、珈琲だけの朝食。 洗濯物を干し、メイル仕事をちょっとして、 そのあと Gmail のフルバックアップを始め、 あれこれのバックアップ作業。お風呂に入って、湯船で読書。 「自然科学における数学的方法」(G.ポーヤ著/細川尋史訳/シュプリンガー・ジャパン) を読む。 最近、読み差している数学系の軽い本が増えてきたので、 湯船での読書で少しずつ消化していくつもり。 昼食は娼婦風のスパゲティ。
午後は食後の運動のため、 小石川植物園こと、東京大学大学院理学系研究科附属植物園へ散歩。 近所なのに今まで一度も行ったことがなかった。 何となく、ちっちゃな畑で細々と薬草を育てているようなイメージだったのだが、 実際は、広大な敷地にある大庭園だった。 人もほとんどいない冬の植物園をしばらく散策。 途中に、ニュートンの家の庭から持ってきて接木したという林檎の木があった。 何かすごいことが閃くとか、御利益があるかも知れないなあ、 と思って挨拶をしておく。 そのすぐ隣りには、 遺伝研究の祖メンデルがまさにそれで実験をしたという葡萄の木もあった。 その他に科学史記念的なものと言えば、精子発見の銀杏とソテツがある。 銀杏やソテツが精子で受精するのは今では常識だが、 これは明治 29 年のこと平瀬作五郎が発見したもので、当時は衝撃的発見だったそうだ。 ちなみに Wikipedia の 平瀬作五郎の項目 に、ちょっといい話が出ている。 冬なので、花が咲いているのは少しだったし、 日曜日のため温室や博物館が開いていなかったのは残念だったが、 冬の植物園もなかなか風情があるものだ。
夕食はピェンロー。胡麻油の代わりに、石垣島ラー油を使ってみたら、 またちょっと違った雰囲気があっていい感じ。 あとはもちろん、雑炊。シャンパンを一杯だけ。 「鑢 — 名探偵ゲスリン登場」(P.マクドナルド著/吉田誠一訳/創元推理文庫) 読了。 高校生くらいのときに読んだはずだが、 こんなに軽快な印象だったろうか。 とりあえず、冬休みの暇つぶしにはもってこいの佳作だった。 次に読むものと、今読んでいる途中なのは、 「歴史 (上)」(ヘロドトス著/松平千秋訳/岩波文庫)と、 「愚者の黄金」(G.テット著/平尾光司監訳・土方奈美訳/日本経済新聞社)。 ちなみに、冬休みの読書のテーマは、 P.マクドナルド、歴史、金融破綻。