2009年12月13日日曜日

鬼の日と鬼の目

9 時起床。 いつもの朝食。 午前中は、「枕頭問題集」の翻訳、 掃除機がけ、トイレと玄関の掃除など。 昼食はまた、アメリカ式チャプスイ。まだまだ残っている。 うーむ、やはり冷凍保存しかないか。 午後は近所に散髪に行く。 あまり読むところのない雑誌を渡されたりするので、 今日は自分で本を持っていた。 「歴史とは何か」(E.H.カー著/清水幾太郎訳/岩波新書)。 帰宅して、しばらく昼寝。 そのあとは夕方まで、 珈琲とチョコレートで、また翻訳作業。 夕食は、王将の生餃子で水餃子。あとは雑炊。 やはり焼き餃子用の生餃子では、水餃子にはならない。 皮が簡単に破けてしまって、せっかく閉じ込めてあるスープが外に出てしまう。 しかし逆に、そのおかげで、食べたあとに美味しい雑炊が作れる。 日曜はアルコールを摂らない習慣なのだが、つい白ワインを一杯だけ。

明日からの週は、人間ドックと松山出張があるので、 気付いたら来週になっていてクリスマス週間。 その翌週はもう年末年始だ。早いなあ。 ちなみに、今日が「正月事始め」らしいですね。 お正月の準備あれこれを始める日、なのだとか。 Wikipedia によれば、昔の人はこの日にお正月に必要な木(お雑煮を炊く薪など) を山に採りに行ったらしい。 江戸時代の宣明暦では 12 月 13 日の二十七宿は常に「鬼」であり、 鬼の日は婚礼以外の全てに吉、とされるからだ、と書かれていた。 鬼の日なのに何故、「吉」なのかは謎。 また、広辞苑によれば、12 月 8 日、上方では 13 日に、 正月の準備を始めることを「御事始(おことはじめ)」 と言い、 江戸時代にはこの日に目籠を軒にかかげる習俗があったらしい。

私が想像するに、これは鬼の日だからだろう。 鬼が籠目を数えて目を離せなくなるので、 目籠や、六芒星、五芒星の類は魔除けになる、とされているのだったと思う。 「九字を切る」の類もこれであって、直線の交点である「目」を沢山作るのである。 もう一つ説得力を感じないのだが、 西洋でも東洋でも鬼や悪魔は何故か、「目」を数えたり、 「線」を視線で辿ったりするものだと考えられている。 それくらい人間は「視線」というものを恐れる、 言い換えれば、 昔から鬼や悪魔の正体は「他人の視線」だと人々は心の奥底では気付いていた、 ということの反映かも知れない。