2009年9月28日月曜日

棒を折る問題

8 時過ぎに起床。少し寝坊した。 珈琲、オレンジジュース、トースト、ベーコンエッグの朝食のあと出勤。 定時に少し遅れて出社。 昼食はビル一階弁当。 午前、午後とお仕事。 引退した「サエコ」の後継者として、「サフィーラ」さん登場。 やっとインスタントコーヒーから解放された。 出社が遅れても退社は定時。 所用があって近所のソフトバンクへ。 かなり待たされたが、何とか 19 時半には帰宅できた。 夕食は、まず王将の餃子を焼いて、赤ワインで一服。 そのあと、担々麺(ラスト二回)。 夜は、「枕頭問題集」の翻訳と、「数理科学」依頼の書評書き、 をするはず。多分。

「枕頭問題集」の 45 番に次のような確率の問題がある。 「無限個の棒を折ったとき、 少なくとも一本は丁度真ん中で折れている確率はいくらか?」。 この答は現代的には 0 だろうが、 キャロルによる解答が面白いので紹介しておく。 「答は 1 - 1/e である(e は自然対数の底 2.71828...)。 どの棒も奇数 n 個の場所に等間隔に印がつけられているとせよ。 この印のところだけで折るとすると、丁度真ん中で折れる確率は、1/n である。 よって真ん中で折れない確率は、1 - 1/n であって、 したがって、 n 本の棒がどれも真ん中で折れない確率は (1 - 1/n) の n 乗になる。 この n をどんどん大きくして行けば、 よく知られているように 1/e に近づく。 よって、求める確率は 1- 1/e である。」 キャロルの時代にはまだ、 このような無限をきちんと扱える確率の概念はなかったので、 正しい答を導けなくても当然のことだが、 キャロル自身はこの「解答」をどれくらい真面目にとらえていたのか、 ちょっと興味深い。