2009年8月16日日曜日

余生の暮らし方

昨夜ちょっと遅くまで、豊かさとか賢さがどういうものか思い出すために、 「笑いながら死んだ男」(D.ハンドラー著/北沢あかね訳/講談社文庫) を読んでいたせいか、9 時まで寝てしまった。 珈琲、オレンジジュース、トースト、ベーコンエッグの朝食。 午前中は、掃除機がけなど掃除をしたり、読書など。 昼食は冷蔵庫の残りものパスタ。食後に昼風呂に入り、 湯船で「カメレオンのための音楽」(T.カポーティ著/野坂昭如訳/早川書房)を読む。 丁度いい具合に、背筋が冷えた。 小一時間ほど昼寝をしてから、午後は C.L.ドジソンの翻訳仕事など。 夕食は、御飯を炊いて、若芽の味噌汁と常備菜あれこれの粗食。

既に使っていない古い PC を捨てようと思っていたのだが、 何か世の中の役に立つ仕事をしながら寿命を全うしてもらおう、 と思い直した。 IBM 社の World Commnunity Grid に登録して、 千葉大学と千葉県がんセンターの 「ファイト!小児がんプロジェクト」 に計算力を提供する 24 時間連続稼動の専用マシンにする。 一日ほど様子を見ていたら、 老体に鞭打って不眠不休で無理に頭を使っているせいか、かなりの発熱量。 しかも、そんなに頑張っても、 自宅でメインに使っている MacBook Pro が余力で計算するより、 数倍から 10 倍も遅い。 いや、しかし、しかしだよ。 適当に blog とか YouTube とか見ながら片手間にボランティアをしている現役ばりばりの壮年 MacBook Pro よりも、 「爺さんあんた今、輝いてるぜ……」、 とロートル PC の肩、とおぼしきあたりを軽く叩いて励まし、 せめてクーラーの下の涼しそうな良い場所に設置したことである。