2010年2月7日日曜日

新幹線サーヴィス協会会員

8 時起床。今日も寒い。 お風呂に入って、湯船で 「日本世間噺体系」(伊丹十三著/新潮文庫)を読む。 本当か嘘か分からない数ページほどの短い世間噺が集められている本。 この中の「新幹線にて」を読んで、これだ、と思わず膝を叩こうとしたが、 湯船の中なので、ぽちゃんと水面を打った。 新幹線をホームで待つ主人公が、 手持ち無沙汰で何となく手足を動かしていると、 「会員の人だね?」と声をかけられる。 どうやら偶然に何かの暗号に合致してしまったらしい。 好奇心にかられた主人公は、 何の会員なのか分からないままに、うまく話をあわせて、 入会金 5 千円と今日の分の 3 千円を払う。 「品物」はあとで席に届けるという。 謎の男は元は医者で、今は好きな書の道を追求しながら、 この「商売」をしているらしい。 主人公は一旦その男と別れて、新幹線の席で「品物」を待つ。 そして、届けられたものとは……。 これを読んで、おそらく伊丹十三自身がこの「商売」を利用したかっただけではなく、 おそらく、この「商売」をしてみたかったのだろう、と思った。

午前中は洗濯と掃除機がけの合間に python の勉強をしたり。 昼食は三葉と鰹のスパゲティ。出鱈目に作ったわりに美味なり。 上出来だったので、白ワインを一杯だけ飲むことにする。 食後に一時間ほど猫と昼寝。 珈琲とチョコレート&ラズベリーのチーズケーキ。 また python で遊んだり、翻訳仕事をしたり。 夕食は、御飯を炊いて、伊丹十三流の親子丼。 夜は、翻訳仕事の他は、PC の設定など。 私は「かな漢字変換」が skk でないと日本語が書けないので、とりあえずその設定。 のち、段々と環境設定していく予定。 そうだ、明日からのお弁当のおかずを仕込まないと。