2010年2月25日木曜日

未来の確率

9 時起床。寝坊。 急にあたたかくなったせいか、睡眠の質が低い。 寝たような寝なかったような、おかしな感じ。 いつもの朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 鰤の照り焼き、卵焼き、高野豆腐、沢庵、白菜の漬物(自家製)。 昼休憩に近所の本屋で、 「内乱記」(カエサル著/國原吉之助訳/講談社学術文庫) を買って帰る。 18 時少し前に退社。外はやはりあたたかい。 スーパーで買い物をして帰宅。 翻訳仕事を少ししてから、夕食の支度。 キャベツとアンチョビのパスタ、 豚リブのグリル、白ワインを一杯だけ。 リブ肉って美味しいけど、綺麗に食べられないし、 食べがいがあまりないような……。 食後も翻訳作業を少し。

数学に関する一通の文書で、世界を変えたほどの影響力を持つものは何か。 K. Devlin は、パスカル-フェルマー書簡だろうと答えている。 この超有名な数学者二人は、ある確率の問題を巡って文通で議論したことがあるのだ。 その問題は、簡単な例で書けば、以下のようになる。 「二人が 5 回勝負で勝ち越した方が賞金を総取りする賭けをした。 しかし、2 勝対 1 勝となった時点で、 この賭けを中止しなければならなくなった。 二人が賞金を公平に分けるには、どういう比で分ければよいか。」 今では、多分高校生でも解ける程度の問題だと思うが、 当時まで最高の頭脳がこの問題をああでもない、こうでもない、 と議論をし、さまざまな間違った答を出したあげく、 パルカルとフェルマーという大天才二人がようやく正解に到達したのである。 今から思えば、かなり奇妙なことだ。 しかし、「未来を数学的に考える」ということを認めること自体が、 人間にとって大きな障害だった証拠なのかも知れない。