2010年2月12日金曜日

偶然を生かす

昼頃に出社。 近所の新刊書店で、 「統計学とは何か --- 偶然を生かす」(C.R.ラオ著/藤越康祝・柳井春夫・田栗正章訳/ちくま学芸文庫) を買う。 ずっと絶版になっていた統計学の啓蒙書の名著が、 ちくま学芸文庫で復刊。 啓蒙書といっても、プロが読んでも得るところのある、 面白くて、教養にあふれていて、格調高いものだ。 私も以前に図書館で借りて読んで、 科学的な内容にも感心したが、それ以上に、インドのインテリはほんとうに凄いな、 と思ったものだ。 是非一冊欲しいと思っていたのだが、文庫で出してもらえるとはありがたい。 たとえそれが、常にびっくりするような値段のちくま学芸文庫でも。 18 時半くらいに退社。 今日はまた真冬。帰り道の冷たさと言ったらなかった。 帰宅して、鍋焼饂飩を作る。 ひじき五目煮の最後の残りと白ワインを一杯だけ。 食後に珈琲と、生クリーム大福。

「祖国なき男」(G.ハウスホールド著/村上博基訳/創元推理文庫)、読了。 傑作の続編にありがちなことだが、特に書く必要はなかったような。