8 時半起床。また寝坊。涼しくなると、良く眠れる。 私は、春夏秋冬、いつでも良く眠れるのだが。 定時に少し遅れて出社。午前、午後とお仕事。 今日もコンピュータに「通訳」抜きで「直接」話しかける一日。 まだ意思の疎通がまるでうまく行っていない。 いつか仲良くなれるのかしらん。 天才プログラマの K さんが、 今日は手違いでお弁当を持って来ていないと言うので、 一緒に近所の豚かつ屋さんで昼食。18 時過ぎに退社。 外はすっかり涼しくなった。
帰宅して夕食の支度。鶏胸肉の野菜炒め、もやしとキムチの炒麺、 お漬物(山のいもわさび風味)。赤ワインを一杯だけ。 夜は C.L.ドジソンの翻訳をしたり、 「はじめて読む486」(蒲地輝尚/アスキー出版局)を読んだり。
ルイス・キャロルこと C.L.ドジソンによる、 通常のトーナメント方式の不公平を解決するアイデアは単純である (ただ、実行はけっこう面倒くさい)。 ある選手に負けた、ということだけではなくて、 ある選手に負けた選手に負けた、 という情報も使うのだ。 例えば、選手 A が選手 B に負け、その B は選手 C に負けたとすると、 A と C は試合をしていなくても、C の方が A より強いに違いない。 これを C は A より「仮想的に」強い、と言う。 この情報を使って、トーナメントの一段階が終わる度に、 各選手に対して、その選手より(実際に、か、仮想的に)強い選手の人数を数える。 そして、同じ人数の自分より強い選手を持つ選手同士を優先的に試合組みして、 自分に勝る者が何人いるか、の人数に差をつけていくのだ。 例えば、優勝、準優勝、三位(一名)の三名を入賞者とするなら、 自分より強い選手が三人判明した段階で、 入賞の可能性はないということだから、 その選手はトーナメント敗退となって対戦表から外される。 これを続けていけば、最後に入賞者が残るはずだ。 この方法によれば、通常のトーナメント方式のように、 二位の実力を持っているのに初戦で敗退して無冠とか、 実際は全体の半分以下の実力なのに準優勝する、 などという奇妙なことは起こらない。これで、 ずっと公平なトーナメントを行なうことができるだろう、 というのがドジソンの主張である。