2009年8月21日金曜日

自然な複雑さ

8 時起床。珈琲、オレンジジュース、トースト、ベーコンエッグのいつもの朝食。 今日もきちんと定時前に出社し、午前、午後とお仕事。 昼食は近所のお弁当屋さんのお弁当。 今日中に何とかここまでは、と思っていたところまでクリアした。 相変わらず、 デバグ用にダンプ表示する関数なんてどうでもいいものに二時間もかけて、 綺麗に表示するようにしてみたり(縦揃えしたり、お洒落に罫線引いたりね)、 逃避行動が多かったが。 一日なさざれば一日食わず、とは言え、夜のビール一杯くらいには値するだろう。

しているのはほぼ自明なことだが、何せいじっているコードが膨大な上に、 迷路のように入り組んでいるので、まさに五里霧中。 必要なものにたどりつくのも、 これが指しているこれが指しているものを指しているこれに指されているものを指している、もの、 という感じで、一苦労。 特に問題なのは、実際は単純なことをするのにも、 何が必要で何が不用なのか、どこから手をつけるのか、その勘所が分からないことだ。 しばらくして大体の名詞とその関係が頭に入れば、楽になると思うのだが。 おおむね、セオリーから入った頭の良い人は、 ものごとには最もシンプルなデザインがあって、 素直な抽象化によってそれが達成された結果、 半自動的に自明な形で問題が解決される、と信じがちだ。 それは、見果てぬ甘い夢、というものだね、と思えてきた。 複雑になるのはしょうがないので、せめて「自然な複雑さ」にする、 というくらいが落とし所のような気がする。 おそらく、良い技術者は、現実を良く知っていて、 ここらへんかな、という自然な複雑さを実感として知っているのだろう。

18 時過ぎに退社して、猛烈な蒸し暑さの中を帰宅。 帰宅してすぐにお風呂に入る。 湯船で「ミンスキー博士の脳の探検」(M.Minsky 著/竹林洋一訳/共立出版)を読む。 湯上がりにヱビスビールを一杯と、前菜のポテトサラダ、オクラのおひたし。 鶏の白ワイン蒸し焼きと、卵だけのミニ炒飯。 今夜は週末なので、仕事は抜きですよ。