2009年8月17日月曜日

キャロルとテニス・トーナメント

8 時半起床。寝坊。 珈琲豆が切れていたので、オレンジジュース、トースト、ベーコンエッグの朝食。 10 時少し前くらいに出社。午前、午後とお仕事。昼食はビル一階弁当。 18 時に退社。スーパーで買い物などをして帰宅。 今日も猛烈に蒸し暑い。 これでも例年に比べれば、相当の冷夏らしいのだが。 帰宅してすぐにお風呂に入る。 夕食には、オムライスを作る。 最近、トマトが高くて手に入らないので、かなり手抜きのオムライス。 ポテトサラダと一緒に、白ワインを一杯だけ。 食後に珈琲と、小さなチーズケーキ。 夜は、C.L.ドジソンの翻訳作業をしたり、 今日 amazon から届いた "The Sorcerer's Apprentice" (D.Bronstein and T.Furstenberg / New in Chess) をぺらぺらと眺めたり。

次に訳する、ルイス・キャロルこと C.L.ドジソンのパンフレットは、 "Lawn Tennis Tournaments: The True Method of Assigning Prizes with a Proof of the Fallacy of the Present Method" (仮訳題「テニスのトーナメント: 受賞者を決める正しい方法と、 現在の方法が誤りであることの証明」)。 あるテニスのトーナメントで、強い選手が最初の方で負けてしまい、 自分よりずっと劣る選手が準優勝したのを悔しがっているのを見たドジソンが、 もっと公平で優れたトーナメントの方法があるのではないか、 と研究したものである。 この論文はコンピュータ科学者の D.クヌースにも、 かの "The Art of Computer Programming" の中で言及されている。 しかし、ドジソンが提案した「正しい方法」は残念ながら、最適なものではなかった。 とは言え、最適問題として定式化されたのは 1929 年、 最適解が提案されたのが 1932 年、 さらにそれが実際に最適であることが証明されたのが 1964 年であることを思えば、 ルイス・キャロルは時代に先んじるセンスを持っていたと言えよう。