2010年3月20日土曜日

叔父さんの諭し

休みとは言え、今日もけっこう早起き。 良い天気。カフェオレを作って、寝床でしばらく読書などし、 起き出してからトーストと珈琲のいつもの朝食。 午前中は、今日の分の翻訳作業。 平日はあまり進まないので、土日はちょっと多め。 散歩がてら、近所の魚屋に行く。 ついスーパーで他のものと一緒に買ってしまうのだが、 近所に良い魚屋がある。 今日は店の前に海鞘とムール貝と鮑と特売のあらが山盛りだった。 店内で真蛸と、昆布締めの鯛を買う。帰宅して、昼食。 真蛸のおつくり、ヱビスビール。 次は鯵のひらきを焼く。うまい。その間に御飯を炊く。 蜆の浅葱の味噌汁を作って、御飯、ほたるこ、白菜の漬物。 ほたるこが少し残ったので、賀茂鶴を半合ほど。 一時間半ほどかけて昼食終了。

食後に小一時間ばかり昼寝しようかな、と思ったら、 二時間半も寝てしまった。また翻訳作業を少し進める。 お風呂に入ってから、夕食の支度。 前菜はドーフィノワのソースを使って適当パスタ、 メインはラムチョップのロースト、グラタン・ドーフィノワ添え。 赤を一杯だけ。 前菜に蛸のマリネも作るつもりだったが、 やはり昼間食べ過ぎの上に、昼寝のし過ぎで、それほど食べられない。 昔なら楽勝だったのだがなあ。 夕食もゆっくり食べているので、まだ終了していない。

これは大事なことだから良く聴きたまえよ。 確か獅子文六だったと思うのだが、 ある作家に美食家でならした伯父がいた。 四十を過ぎた頃にその伯父から、 おいおまえ、今のうちに脂ののったトロとか分厚いビフテキとか、 たらふく食っておけよ、というようなことを言われたそうだ。 その時は何を言っているのだろうかと思ったそうだが、 自分が六十になったとき、 あのとき伯父は何とありがたいことを諭してくれたのだったか、 としみじみと腑に落ちた、というのである。 もちろん、こういうことは腑に落ちたときには遅いのだ。 皆さんもよく心得られよ。