休みとは言え、今日もけっこう早起き。 良い天気。カフェオレを作って、寝床でしばらく読書などし、 起き出してからトーストと珈琲のいつもの朝食。 午前中は、今日の分の翻訳作業。 平日はあまり進まないので、土日はちょっと多め。 散歩がてら、近所の魚屋に行く。 ついスーパーで他のものと一緒に買ってしまうのだが、 近所に良い魚屋がある。 今日は店の前に海鞘とムール貝と鮑と特売のあらが山盛りだった。 店内で真蛸と、昆布締めの鯛を買う。帰宅して、昼食。 真蛸のおつくり、ヱビスビール。 次は鯵のひらきを焼く。うまい。その間に御飯を炊く。 蜆の浅葱の味噌汁を作って、御飯、ほたるこ、白菜の漬物。 ほたるこが少し残ったので、賀茂鶴を半合ほど。 一時間半ほどかけて昼食終了。
食後に小一時間ばかり昼寝しようかな、と思ったら、 二時間半も寝てしまった。また翻訳作業を少し進める。 お風呂に入ってから、夕食の支度。 前菜はドーフィノワのソースを使って適当パスタ、 メインはラムチョップのロースト、グラタン・ドーフィノワ添え。 赤を一杯だけ。 前菜に蛸のマリネも作るつもりだったが、 やはり昼間食べ過ぎの上に、昼寝のし過ぎで、それほど食べられない。 昔なら楽勝だったのだがなあ。 夕食もゆっくり食べているので、まだ終了していない。
これは大事なことだから良く聴きたまえよ。 確か獅子文六だったと思うのだが、 ある作家に美食家でならした伯父がいた。 四十を過ぎた頃にその伯父から、 おいおまえ、今のうちに脂ののったトロとか分厚いビフテキとか、 たらふく食っておけよ、というようなことを言われたそうだ。 その時は何を言っているのだろうかと思ったそうだが、 自分が六十になったとき、 あのとき伯父は何とありがたいことを諭してくれたのだったか、 としみじみと腑に落ちた、というのである。 もちろん、こういうことは腑に落ちたときには遅いのだ。 皆さんもよく心得られよ。