2010年3月17日水曜日

死人を数えた男

8 時起床。だんだん早い時間にシフトしていこう、という作戦。 昨日は初夏の陽気だったのに、今日はまた寒い朝。 いつもの朝食のあと出勤。水曜日は週の中日でお弁当はお休み。 午前、午後とお仕事。 昼食は近所のカレーライス屋さんにて、チキンカツカレーと卵サラダ。 18 時くらいに退社。

帰宅して、今日の分の翻訳作業。 「死人を数えた男」と題された章で、 J.グラント(John Graunt)という人の活躍が描かれている。 十七世紀イギリスの王政復古期の人で、 貿易業で成功し出世したとは言え、まあ、普通のビジネスマンだった。 しかし唯一非凡だったのは、どういう物好きからか、 当時のロンドン市民の死亡表を作成し分析したことである。 例えば、グラントは自分で集めたデータを用いて、 初めてロンドンの総人口を数学的に推定したし、 また、年齢別の死亡率を計算して分析も加えた。 グラントなかりせば、 生命保険で大儲けしている一大産業もなかったわけで、 まさに現代統計学の先駆けだった。 それまでは、数学を使って未来を予測したり制御できるとは、 誰も想像もしていなかったので、 とんでもない大偉業だと言えよう。 当時はちょうど、"Royal Society" が設立された頃でもあり、 イギリスには面白い人物が沢山いて、みんな友達だったようだ。

夕食は、真鰺のひらきを焼いて、高野豆腐などと、賀茂鶴を一杯だけ。 焼き立ての鯵のひらきほど美味しいものは、そうないね。 また蜆とあさつきの味噌汁と、うすいえんどうの豆御飯。 さて、これからお風呂。